【伝説の繁盛店への道-vol.11】C‐1グランプリに海外から初出場!日本のおもてなしを世界に発信する取り組みが評価され、社外コンテストでも1位を獲得した台湾の実力店舗
2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。
各店舗、各店長の自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。
そこで!各事業部長達から「みんなの参考になりそうな取り組みをしている今アツい店舗&店長」の情報をいただき、ノウハウを赤裸々に聞き出してきちゃうこの企画!
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」!
今回は2024年3月25日に開催されたC-1グランプリ2023成果発表会に出場した店舗!史上初めて海外から出場を果たした『牛かつもと村 台湾 林口店』の取り組みをご紹介します‼
台湾からC‐1グランプリの舞台へ!
今回、海外特別枠としてC‐1グランプリの壇上にのぼった『牛かつもと村 台湾 林口店』のスタッフたち。ふだんなかなか触れられない海外店舗の取り組みを知る絶好の機会とあって、会場に集まった参加者のみなさんも大いに関心を寄せているようでした。
今回はC‐1での発表の様子も交えながら、林口店が開店してからこれまでに取り組んできた施策を探っていきます‼
大切にしているのは創業の想いを継承すること
オープニングムービーでは、普段の営業の様子と共に坂口順COOがコメント。「5年目にしてようやくC‐1に出場できることになり、スタッフ一同、意気込み全開です。スタッフ一人ひとりが強みを活かし、各々が輝きながら店舗運営をしているので、お客さんにまた来たいを届けている、最高の店だと自負しています」と、店舗を紹介していました。
メンバー紹介に続き、会社理念・働く3つの目的を中国語で唱和し、ファイブで働く理念が台湾でも浸透していることをアピールしました。
「林口店は創業の想いを継承し、一丸となってブランドを体現することにチームで取り組んでいます。ブランド体現を実直に表現することで、もと村ブランドの価値を向上。世界で戦えるブランドにして、日本のおもてなしを世界にとどけること」だと坂口COOはスピーチしていました。
ロールプレイングコンテスト4年連続1位達成!そのために行ってきた様々な施策
開店から5年目の林口店は、覆面調査で上位店舗となり、入居する商業施設(三井アウトレットパーク林口店)が開催するロールプレイングコンテストで1位になるという目標を掲げてきました。その結果、2020年~2023年まで4年連続1位獲得!
そんな華々しい成果の裏にあった取り組みとは…
中でも大切なのは「面談」で、とことん対話をし、人と向き合うことを重視しています。
こうした地道な努力の甲斐があり、覆面調査の成績は…
と、特にサービスでは毎年高得点で更新し続けてきました!この結果、当初の目標通り、上位で施設ロールプレイング大会への参加を果たすことができたのです。
ここからは、林口店の取り組みを細かく見ていきましょう。
覆面調査項目の事前セルフチェック
覆面調査項目を事前にセルフチェックすることには、結果として出てしまった点数ではなく、お客さんにおもてなしをきちんと届けて、目標とする点数を出すという狙いがあります。そして「H×CSQFA(ホスピタリティ×クレンリネス、サービス、クオリティ、ファスト、アピアランス)の実現」が最も重要な目的となっています。
QSCチームが生んだリファラル採用と迅速な改善行動
林口店が魅力的な店舗づくりのために導入したQSC(クオリティ、サービス、クレンリネスの略)チーム制。スタッフ一人ひとりが提案を行い、お客さん目線やブランド体現をテーマとしたミーティングも実施しています。
このチーム制により、スタッフ各自の強みを活かした店舗運営を継続することで信頼関係が生まれ、チームの絆も強まりました。
社員だけでなく、主体的なアルバイトさんがリーダーを務めることで、次世代の社員候補を育成するという効果も生んでいます。アルバイトから社員になりたいという希望者が出て、社員リファラル採用3名という結果につながりました。
またお客さんの声を吸い上げ、改善行動を迅速に行う一助にもなっています。
スタッフィングボードの活用により承認称賛/目標設定/振り返り/FB
スタッフの働く目的や目標が可視化され、SUPランクを全員が意識し、教えあう文化が育まれました。また面談の場では、承認称賛、目標設定、フィードバックが行われ、振り返りによって成長を実感することもできています。
アルバイトスタッフさん全体を育て引っ張る役割のトレーナー研修(トレーナー比率は15%!)はもちろん、お客様目線でのロールプレイも実施しています。
一度もアルバイト募集をかけたことがない!
ここまで見てきた施策などの効果によって定着率は95%を誇り、一度卒業したスタッフが戻ってきてくれることも多いです。
林口店の強みは、これまで一度も従業員募集をかけたことがないこと。これは、近隣や施設内の方が働きたいと訪れたり、以前働いていた人が戻ってきてくれたりしているためで、林口店が地域からいかに愛されているかが良く分かります。
MVP制度がきっかけになり参加したコンテストで優勝!
林口店では「笑顔・笑声が素敵で賞」、「みんなのここで働いて良かったをつくったで賞」など、毎月テーマを決めてMVPを選出しています。
こうしてスタッフ各自が毎月何らかの目的に向きあう下地ができ、やがて「施設内のロールプレイングコンテストで必ず1位になる」という店舗全体の目標を掲げることになったのです。
このコンテストには多くの飲食店が参加し、中には世界的な高級チョコレートブランドや台湾で大人気のグループ店も。それらの強豪店をおさえ、林口店はダントツで、2020~2023年にかけ4年連続1位を獲得しています。
さらに2023年は、社員ではなくアルバイトスタッフが主体となって出場し、1位に輝き表彰されました。この結果が、林口店における一番大きな成果です!
アルバイト主導の『お客様感謝祭』で、過去最高売上を更新!
2023年12月23日に開催された『お客様感謝祭』では122万円もの売上があり、過去最高記録を更新。722名のお客さんに感謝を伝え、Google口コミも419件を獲得しました。
『お客様感謝祭』は年に一度行われる大イベントであり、アルバイトのスタッフたちがお客様と一緒に記録更新を狙いながら、綿密な計画をたてた上で開催されました。(以下)
こうして目標を立てたうえで同じ方向へと全員で走り抜け、素晴らしい結果と成功体験を残したのです。
そして、これらの功績が今回のC‐1グランプリ出場にもつながりました!
林口店のケースはいかがだったでしょうか?
このコーナーでは今後も繁盛店の取り組みを随時紹介していきますのでお楽しみに!
▼F-1/C-1 GRAND PRIX2023 成果発表会の模様はこちら
追加速報!
さらに嬉しいお知らせが!
6月12日(水)三井アウトレットパーク林口店のロールプレイングコンテストが行われ、牛かつもと村 台湾 林口店が見事5連覇を達成しました‼
素晴らしい結果、本当におめでとうございます!
今後も林口店の活躍に期待したいですね♪