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飲食店での離職防止に効果的な社内報の作り方

社内報が離職率の低下に効果的である事実はよく知られています。しかし、いざ社内報を作ろうと思っても、どのように作ったら良いかわからない場合も多いでしょう。せっかく社内報を作ったのに社員たちがぜんぜん読んでくれなかったら意味ないですよね。本記事では離職防止を目的とした効果的な社内報の作り方について解説します。


飲食店の社内報に必要な要素

社内報を作る際にどのような要素が必要なのでしょうか。社員向けとは言え社内報はあくまでも広報ですので、メッセージが効果的に伝わるような作り方をしなければいけません。社内報の企画を考える際には以下の要素が必要です。

▶︎コンセプトを決める

まず社内報のコンセプトを決めます。コンセプトとは「何のために、誰に向けて、いつ、何を伝えたいか」です。これがしっかり決まってないととりあえず作っただけになってしまうので、ある程度の手間をかけてじっくり決めましょう。

コンセプトは経営者の経営方針を踏まえたものにします。最初に経営者や社内の重要な関係者にしっかりとヒアリングした上でコンセプトを作りましょう。そうしないとコンテンツが出来上がった段階で上からの鶴の一声で全部作り直しという事態になりかねません。コンセプト決めの段階がその後の方向性を全て決めてしまうので抜かりなく決めるのが大事です。

▶︎伝え方を決める

コンセプトが決まったら、それをどのように伝えるかを決めます。いくら素晴らしいコンセプトでも伝え方が悪ければ何も意味がありません。伝え方とは具体的にどのようなコンテンツで伝えるかです。

社員の離職防止のためにはエンゲージメント(愛社精神)を育てるために経営者の理念を広く伝えたり、内面的な気づきや刺激を与えるために他の社員の仕事ぶりやさまざまな部門の仕事ぶりを掲載したりするのが一般的です。また、社員の家族向けの情報を掲載して成功した例もあります。社員の家族にも会社に対して愛着を持ってもらえば、家庭内からの社員へのバックアップが増え、離職率低下に効果的と考えられます。

また、社員の意見をまとめたアンケート集計は、社員が抱える悩みを可視化しやすいメリットがあります。例えば離職しやすい若手社員にターゲットをしぼって今の悩みを答えてもらい、統計を取って社内報に載せれば、若手社員が悩みをベテラン社員に認識してもらい、協力を促せます。

コンセプトに合わせて伝わりやすいコンテンツをいろいろと模索しましょう。

▶︎コンテンツを作る

伝え方が決まったら実際にコンテンツを作っていきます。誰にインタビューするか、どの部門を取材するか、それを決めて、実際に取材していきます。

原稿は取材した社内報の担当スタッフが書くのが基本ですが、取材した部門の社員に書いてもらうのも一つの方法です。そのほうが現場の臨場感のある原稿が書けるでしょう。

飲食店で効果的な社内報のコンテンツの例

▶︎社員インタビュー

社内報と言えば社員インタビューです。たとえ顔見知りの社員でも他の部署ならばどんな仕事をしているのかわかりません。社員の生の声をインタビューとして載せれば他の部署の社員にも現場の苦労や達成感を共有できます。

▶︎座談会

社員同士の座談会も定番のコンテンツです。1つの部署の社員たちで話してもらうのも良いですし、さまざまな部署から社員を集めて交流してもらうのも良いでしょう。

ただし、座談会をやる際には全ての参加者にまんべんなく発言の機会があるように配慮しましょう。特にさまざまなキャリアや年齢のメンバーがいる場合、ベテランがたくさんしゃべって若手は神妙に聞いているだけ、という状態になりやすいです。あくまでも全員がフラットになるような工夫が必要です。

▶︎新入社員の紹介

新入社員は最も離職する可能性が高い世代ですので、彼らにスポットを当てましょう。掲載すればベテラン社員からのケアが促され、若手社員の離職を防止します。ベテラン社員の方も若い世代にどのように接して良いか悩んでいるものです。社内報に新入社員の情報を掲載すれば世代間のコミュニケーションを促す効果があります。

▶︎プライベート情報

例えば社員の結婚や出産の報告も定番のコンテンツです。また、社員の意外な趣味や会社外での活動を紹介するのも良いでしょう。社員は仕事の場では気がつかないうちに張り詰めた顔をしているものです。家庭での優しい顔やはつらつと趣味を楽しんでいる顔を掲載すれば社員同士の親近感も高まります。

仕事の話ばかりでは堅苦しい社内報になってしまうので、アイスブレイクのような話題の掲載も必要です。

▶︎社員アンケート

離職防止のための社内報ならば、社員アンケートは必須のコンテンツと言っても良いかもしれません。特に若手社員にアンケートを採るべきです。なぜならアンケートを採れば若手社員の悩みや今抱えている問題が可視化されるからです。改まったアンケートなら身構えてしまって本音が出ないかもしれませんが、社内報の気軽なアンケートなら本音を書くでしょう。それが可視化されれば若手社員が離職してしまわないような支援ができます。

まとめ

本記事では飲食店での離職防止に効果的な社内報の作り方について解説しました。離職防止を目的とした社内報では社内の風通しを良くし、社員間のコミュニケーションを促すように作るのがコツです。これは飲食店も例外ではありません。参考になさってくださいね。

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