【勤続10年表彰企画】10年間で酸いも甘いも嚙み分けたアルバイトキャプテンが次に目指す道筋とは。
「悔しかった」「泣いた」彼のストレートな言葉から伝わるお店と人への愛。ファイブグループで挑戦を続けてきた10年間と、今後への想いに迫りました。
【出会い】見えない糸でファイブとつながってた?!
大学留年決まった時にバイトを探してて『池袋ペコリ』(現在は閉店)で働き始めました。
でも実はそれより前、19歳くらいの時に池袋の『俺たちのとりとん』に応募してるんですけど、その時の店長のクニさんに少し厳しめのこと言われて落とされたんです。多分俺が舐めてたんですよね。
その後、別のバイトしたんですけどバイト変えようかなって思った時に国分寺の居酒屋に応募したらまた店長がクニさんで(笑) いや、ホント偶然だったんです。そこで「お前何か変わったの」みたいに言われてまた落とされて!で、大学留年するって時に応募したのが池袋ペコリで。
まさか全部ファイブグループのお店だなんて知らなかったんですよ!だからご縁があったんですね。でも『俺たちのとりとん』で受かってたらここまで続いてなかったと思うし、今となってはクニさんには感謝です(笑)
【達成感】拓ちゃんの助けになれたかな
『池袋ペコリ』ではもぐちゃん(現:CS店舗推進部)がトレーナーでめちゃくちゃ怖かった(笑) 超仕事できてMVPとかも何回も取るような人。でも1回だけ俺が取った時があって、その時は嬉しかったですね。その後、こいくる事業部でも働かせてもらい、ファイブ内を転々としてきました。
MJ-Fun事業部には4年前に来ました。こいくる時代に出会ってから飲み友達だった拓ちゃん(MJ-Fun事業部:利根川部長)から急に電話かかってきて「今度『鬼ぞりゴリラ』ってお店を立ち上げようと思うんだけど一緒にやんない?」って言われて。最初は少し腰が重かったんですけど、その時音楽の仕事もやってたので「少し手伝うくらいなら」って関わり始めて結局ずっとMJ-Funにいます。
拓ちゃんに褒められると嬉しいんですよ。普段なかなか褒められないので(笑) というか褒められてるけど自己肯定感が低くてピンと来てないだけなんですけど。「褒めてんだろ」って怒られることもあります(笑)
僕自身、店長とか事業部長とかの考えてることを汲んで形にするっていうのを大事にしてるんですけど、拓ちゃんの力に少しでもなれてるのかなって思うと頑張って良かったって思います。
【悔しさ】その後の意識を変えた閉店の経験
辞めたいって思ったこと?先輩が怖かった時(笑) でも周りの人が支えてくれたから続けてこれた。
自分が働いてたお店が閉店した時は、お店を守り切れなかったって悔しい気持ちが強かったですね。人生で初めて膝から崩れ落ちました。閉店って色々な事情があるとは思うんですけど、それからは売上げとかお客さんの入りとかに結構敏感になりましたね。
【ターニングポイント】立場が自分を変えてくれた
池袋ペコリで1年経ってないくらいの時にバイトリーダーになって、店長から「周りのアルバイトの子たちのやる気とかモチベーションを盛り上げるようなリーダーになって」って言われたんです。できるのかなって不安ではあったけど「期待してるから」って言われて頑張ろうって決意しました。
その次に異動したお店でも人間的な立ち位置の変化を感じました。僕はわりとそれまで弟キャラって感じの立ち位置だったんですけど、4、5年目にもなれば周りの子が若くなっていくじゃないですか。今度は周りから「お兄ちゃん!」みたいな感じで来られて、そっか今まで周りの人に甘えてたけどもうしっかりしないとなって自覚しました。
何か聞かれても最初は「俺に聞かないでよ」って感じだったけど、その辺りから「なんでも俺に言え」ってスタンスに自然と変わっていったと思います。
SUP(ステップアッププログラム:昇格昇給制度)に関しては最初はあまり意味が分かってなかったんですけど、なるみさん(MJ-Fun事業部:BSC)や俊喜さん(MJ-Fun事業部:BD)とかと4人くらいで飲みに行った時に「後輩のためにも、そして自分のためにもちゃんとやりなよ」って説得をされて、そこから真剣にやろうと決めました。
SUPの項目にはもう知ってたりフィーリングでやってたりすることも多かったけど、項目を作ってくださる人たちの気持ちを考えつつもう一度ちゃんと落とし込もうと取り組みました。それやって良かったですよ。改めて向き合うことでさらにもう一段階成長できたし、後輩とかにも説明しやすくなりましたね。
そして『串屋横丁』に来るって決めた日も転換点。突然なるみさんから「横丁行ってみない?」って言われて、ヘルプかと思ったら異動の話。『鬼ゴリ』の立ち上げから関わってたから愛着もあって「いやだな」って自分の中では思ってました。
その後、拓ちゃんとかと飲んでた時も寂しくてめっちゃ泣いちゃったんですけど、翌朝には横丁に行くことを決めました。落ち着いて考えたらこの歳でアルバイトで、必要としてもらってるだけありがたいかもって思えてきて。まだ挑戦させてもらえるってことかなと。
あとはペコリ時代から付き合いがあって今は串屋横丁の店長の大槻が「はやとください」って言ってくれたみたいで、それも嬉しかった。1年経った今は本当に来てよかったなって思ってます。
【感謝】拓ちゃん、大槻!
1番最初はもちろん拓ちゃん。拓ちゃんは拾ってもらったし一緒に飲むことも多いので半分友達だと思ってます(笑) 昔から知ってる近所のお兄ちゃん、みたいな。感謝してることは…全部!拓ちゃん、いつもありがとう!
そして大槻。横丁に引っ張ってくれて成長の機会をくれた。同い年で仕事もしやすい。この1年ありがとう!
【やりがい】有機的につながって”楽しい”が生まれていく
自分を軸にいろんな人がつながっていくのが何より楽しいですね。
友達の友達は友達、みたいな感じで常連さん同士仲良くなっていくことも多くて。お客さんから「ニッパーさんのおかげで今こんなに楽しいよ」って言われたのは嬉しかったです。
お店を通じて、自分を通じて人と人の関係をつなげられたのかなってやりがい感じました。
仲間からもらう言葉も心に残ってます。
ナベさん(元こいくる事業部:BDF)とは一緒に働いてた当時、毎日ケンカしてたんです(笑) 僕スゴイ細かくて。仲良くなるほど色々指摘したくなってしまうんですけどそれでぶつかることもあった。でも後から「あの時うるさいって思ってたけど今になって意味がわかるわ」って言われて嬉しかったんです。
【ファイブの魅力】目的に向かって進むみんなが「熱い!」
横のつながりが広いからこそ、MJ-Funだけじゃなく他事業部の人を見て「もっと頑張んないとな」って奮い立たせられる環境です。業態が違ってもみんな同じ「”楽しい”でつながる世界をつくる」ことを目的にやってるから熱いな!って刺激を受けます。
魅力的で面白い人が多いですね。
ファイブの人、みんないい人!店舗も事務所の方もアルバイトの俺を大事にしてくれます。
【展望】キャプテンの価値を最大化して次の世代へつなぐ
ちょっと前にアルバイトキャプテンになったんですが、割と未開の地に飛び込んだなって感じします。だいたいキャプテンをやる人はその後社員になることが多いので、アルバイトキャプテンとして長く務めるってあまりないと思うんですよ。僕自身、横丁を中心に『焼き鳥さかもと』や『鬼ゴリ』の営業に入ることもあるので、そうやってどこでもできる対応力とか、社員さんに貢献できる力とかを伸ばしてアルバイトキャプテンという立場の価値を最大化していきたい。
それと同時に、若い子にバトンタッチしていかないといけないタイミングもあると思うので他にも自分にできることないかなーって今探してるところです。
上の立場の人たちを支えられるようなポジションが理想ですね。
【メッセージ】感情的に生きろ
人間として感情的に生きることを大切にしてください。
若い子たちっていい意味でも悪い意味でも空気読める子が多くて「こんなこと言っていいのかな」って抱え込んじゃうタイプが多い気がする。でもファイブの人たちって器が大きいから意見を言うのを許してくれるし受け入れてくれるよ!
もっと感情を前に出して、たまにはケンカするくらいの勢いでいれば絶対いいお店つくっていけると思います!
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