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【勤続10年表彰企画】ビリだと自覚していたからこそリテラシーを高め、積極的な行動で現職まで上り詰めたBD(ブランドディレクター)

「借金返済のため」というドライな理由でアルバイトをスタートした藤原。しかし「楽しい」を何より大切にする会社の仕事があまりに楽しく、ファイブ沼にはまった末、BD(取材後に昇格が決まり、なんと部長)まで駆け上がった彼の10年を追う!

プロフィール
藤原 俊喜(32)/MJ‐Fun事業部 BD(ブランドディレクター)
※取材時職位、記事公開時の現在は居酒屋事業本部第6事業部の部長に昇進
『薄利多賣半兵ヱ』にアルバイトとして入社する。社員になってからは『蛙之介 野毛店』を皮切りにMJ‐Fun事業部の複数店で店長を務めた後、NBDに昇格。BDを経て、本取材(2024年11月)の後、部長に昇進。

【はじまり】は借金から。返済しても楽しくて…

この10年は、あっという間…いや、まだ10年なんだって感じかも。めっちゃ濃かったから。

入社のきっかけは、借金が200万円くらいあったからお金を稼がなきゃって、吉祥寺で夜も働けるところを探してたら半兵ヱにたどり着いただけ、という…夢のないヒストリーなんですけど(笑)

借金を返済した後も、楽しくてずっと続けてたんです。当時昼は別の仕事をしてたんですけど、そっちは辞めて、ファイブ一本に絞りました。昼の仕事だけでも十分稼げたんですけど、ファイブの方が圧倒的にやりがいがあったんですよね。

社員になった決め手は2つあって、まずは利根川拓ちゃん(元MJ‐Fun事業部長、現第7事業部部長)。半兵ヱと串屋横丁のBD(ブランドディレクター)として拓ちゃんが来た時に、いろんな人に囲まれて、ものすごく突き進んでる感じが面白くて、自分もこんな人になりたいって憧れたんです。

もうひとつ、全社年間最優秀アルバイトに選んでもらった時に、「どんな立場でも頑張っている人を見てくれてる会社だなぁ」ってすごく感動したんです。こんな素敵な人たちと一緒に働きたいと思って、社員になることを決意しました。

10年間の思い出

【嬉しさと達成感】仲間が増えて成功すること、改善していくこと

F‐1グランプリ(社内のNo.1店舗を決める発表会)で2回優勝を経験してるんです。まず2017年には店長として半兵ヱのメンバーみんなと、次は2023年に自分の部下たちが。2度目の方が嬉しかったかな、一生懸命やってるのを見てたから。あとは店長時代の仲間がリファラルで増えたり、かつて自分にとってレジェンドだった人たちと一緒に仕事ができたりっていうのも嬉しいですね。

いちばんっていうと…いろんなことが改善されていくことかな。不振店を立て直したり、業態として形をつくっていったりっていうのには、達成感を覚えました。

10年間の思い出

【懺悔】支えてくれる仲間にマウントを取っていた昔の自分を殴りたい

本人も意外って思うかもしれないけど、まずはつっちー(土屋店長)に謝りたいな。昔、生意気でイキってたんですよ、僕。それで彼の強みを見ないふりして、マウントを取っちゃって…でも今、つっちーの強みである管理力とかにすごく助けられてるんですよね。あの頃の自分をぶん殴ってやりたいです(笑)

あの頃は、「自分のやってることがファイブだ!」みたいな態度だったんで、そこは謝りたい、本当にごめんって。あとはそういう自分に付き合い続けてくれた拓ちゃんにも頭が下がります。

10年間の思い出

【ターニングポイント】異業態への異動とコロナ禍

蛙之介野毛店に異動して、ブランディングの壁にぶつかりました。半兵ヱでF‐1優勝をしてたから、自信をもってたんですよ。で、30~40代の女性お客さんにそれまで通り大声で「はじめまして」みたいな挨拶したら、「あんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてです」ってクレームをもらってしまい…「え、お客さん、こういうの、喜ぶんじゃないの?」って最初は戸惑ったんですけど。

業態や店舗ごとの客層によってニーズが違うという事実を自分の中に落とし込めたのは、大きな経験になりました。

NBD(ニューブランドディレクター)になったときに、ちょうどコロナが始まったんです。新たな仕事に向けてリサーチやマーケットの分析をしようと思ってたのに、新宿にも人がいないような状況になってしまって。本来の人口動態と、目の前の現実にめっちゃ乖離があって、必要なことがまったく調べられないし、全然進みませんでした。

そんな状況でも部下のみんなはどんどん成長してくし、同じNBDだったコバさんや拓ちゃんは別のことを進めていて、自分だけ停滞してるなって感じて焦りました。

そんな時に、確か俊さん(現:第4事業部部長)から「G3からは”教わる側”じゃない。自分で思考してどんどんやれ」って言葉をもらったんです。

プレッシャーもあるけど、ぜんぶ自分で決められる自由度の高さと、責任の重さで、逆に吹っ切れたんですよね。「よし、やってやろう」って。

それからは、いろんな人に聞きまくりました。自分はNBDとして会社の中でビリだって自覚してたから、まずは責任者としてのリテラシーを高めるために積極的に動くところから始めたんです。

部下との関わり方も、BDになってからは「俺についてこい」ってトップダウンより、みんなと一緒にチームで物事を解決するのを大事にしてきました。
それがあったからこそ、部下と自分が成長できたし、自分なりのBD像も作れたんだと思います。

10年間の思い出

【感謝】拓ちゃん、自分を信じてついて来てくれた部下やアルバイトのみんな

感謝してる人はたくさんいますね。社員になった時に叱咤激励してくれたハルくん(現:第2事業部BD)、「お前、本当はいいやつなのに、誤解されちゃうよな」って理解してくれたまっきーさん(現:第3事業部部長)、「ファイブは出る杭が可愛がられるから、全然突き進んでやりな」って言ってくれたアツシくん(現:第1事業部BDF)。

いちばんは、やっぱりMJ-Fun事業部としてお世話になった拓ちゃんかな。いい意味で放っておいてくれるっていうか、考えさせてくれるんです。自分の責任であれこれチャレンジさせてくれました。

あとは、コロナなんかできつかった時期にも「俊喜さんなら、大丈夫です」って信じてついて来てくれた、今の部下や、当時のアルバイトの子たちにもすごく感謝してます。みんながいてくれなかったら、自分は今ここにいないはずなので。

10年間の思い出

【お客さんとスタッフ】懸命に働くスタッフの姿がお客さんの感動を生む

以前、店長として勤めていた蛙之介は「スタッフの働く魅力で活力と感動を与えます」をブランドミッションにしてて、元気に働くスタッフの姿を見て、驚かれるお客さんもいましたね。

あと、これ、嘘じゃないんですけど、感動して泣いた方も!ちょうどコロナ禍の時だったんですけど、当時20歳になったばかりくらいだった社員のモモの働き方を見て、「すごすぎる!こんな世の中で、あんなにも一生懸命走り回って働くなんて…」と言ってくれて、涙を浮かべてたんです。

自分たちは、ただの居酒屋じゃなくて、そこに付加価値を与えて、お客さんや関わる人たちに届けてるんだなって実感できました。 

そうやって、お客さんの心に響いてるのが分かると、すごく嬉しいですね。あとは営業中だけじゃなく、プライベートでも、お客さんの幸せに巻き込んでもらえることもあって、嬉しかったですね。例えば、常連さんの結婚式に呼ばれるとか。

店長時代は、どの店舗にも必ずどんな状況になっても信じてくれた子たちがいたんですよね、ありがたいことに。今では社員になったさえかとか、ペロとか。そういう子たちと「すごい成果を叩き出してやろう!」とか、「こいつらと一緒に楽しもう」ってずっと思ってました。

【やりがい】お客さんと一緒に成長しながらつくる店

アドバイスをもらったりして、お客さんと、一緒に成長できるのがやりがいになります。

こっちは自分たちの働く姿や会話から、お客さんに元気や活力を与えてて、お互いがパワーパートナーになれているんです。サービス業っていうより、対等な関係だなって感じられるのがすごく嬉しいですね。

部下、従業員、スタッフの子はめちゃくちゃ仲いいんです。スタッフ同士でもそうだし、お客さんとも。プライベートで遊んでるとこはしょっちゅう見るんですよね。そういう意味で、お客さんと一緒に、お店を作って、成長できるなって思います。

10年間の思い出

【秘訣】10年続いたのは飽きないから

飽き性なんですよ、僕。10年も続いたのは、飽きないからでしょうね。これまで本当にたくさんのことにチャレンジさせてもらいました。ファイブで良く使う「自由と責任と覚悟」って言葉が好きで、実際に、責任と覚悟を持って、自分がチャレンジする中で自由にさせてもらえるんですよね。

「もっとやりたい」が絶えることなく10年ずっと出てくるのは、きっとファイブが多様性を受け入れてくれて、承認賞賛が根付いてる会社だからです。

【楽しい】でつながる世界はもうできている

「“楽しい”でつながる世界をつくる」って、難しいですよね。でも、それがもうできてる会社がファイブなんじゃないかな。これからの日本は、孤独化なんかが社会課題になっていくわけですけど、ファイブが日本全国に店舗展開していったら、絶対にもっと明るくなるし、みんなの心が豊かになると思うんです。
だから、今以上に店舗展開の幅を広げていけたら良いですよね。

10年間の思い出

【“楽しい”でつながる世界】とは主体的に生き、働くこと

僕にとって”楽しい”とは、主体的になることです。人間はみんな、他の誰でもない、自分の人生を生きるので、誰かに依存したりされたりせず、まずは各々が自分の足で立つこと。そのうえで、みんなでつながっていくのが、本当の意味で幸せな人生だと僕は解釈しています。

自分で考え、選択・実行している時こそ楽しいので、やっぱり主体的に生きるっていうのは大事ですね。

10年間の思い出

【メッセージ】聞きまくって、やっちゃえ!

まだ入ったばっかりの人たちには、仕事に限らず、会社の外のことでもいいから、叶えたい、挑戦したいことを発信して質問してほしいですね。誰かに聞いてみたら意外と解決できたり、話せただけで自分の悩みの解消になったりするので、聞きまくって!
質問することで、コミュニケーション力も上がるし、課題解決にもつながります。

あとは想像以上にいろんなことが叶う会社なので、悩んでる暇があったら「やっちゃえよ!」って思います。人のチャレンジは笑わない、それが社風の会社なので。

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