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【勤続10年表彰企画】串カツ田中を支え続けてきた現役ダンサー

自分の料理を食べたお客さんやスタッフが喜んでくれることが、ファイブにおける何よりの働きがいだと語るあすか。串カツ田中との出会いは、海外での修行から帰ってすぐのことだった。この10年を振り返り、あすかが想うこととは?

プロフィール
あすか(36)/串カツ田中 秋葉原店 アルバイト
本業はダンスで、パフォーマーや講師として活躍中。最近は主に仕込みを担当し、スタッフたちが営業をしやすいよう細かなところまで気配りをしている、秋葉原店の縁の下の力持ち。

【出会い】海外から帰国してすぐオープニングスタッフに

昔、ダンスを勉強しにアメリカへ行ってたんです。帰国してから、とりあえず何か仕事を探そう!って情報誌で見つけたのが、串カツ田中代々木店のオープニングスタッフでした。
以来、代々木と秋葉原の2店舗で働いて、もう10年ですか…あんまり意識してなかったんですが。いつの間にか経ってた感じです。本当にあっという間でしたね。

【ターニングポイント】オープン初日でいきなり…飲食業界の洗礼!

オープニングスタッフとして、開店準備にも関わりながら仕事を覚えて、営業初日を迎えました。社員さんも3人とか出て、スタッフはぜんぶで10人くらいいたんじゃないかな。でも何しろ初めての営業だから想定外のことばっかり。お客さんもたくさん来てくれたので、もう本当にてんてこまいの1日でした。

僕はそれまで飲食の経験が全くなかったから、当然のようにオロオロしてましたね。
ただ、他のスタッフもみんな似たような感じで、「やばい、やばい」ってあたふたしてました。例えば、ちび券(オーダー用紙)が揚げ油の熱でやられたのはパニックでした。あれ、感熱紙だから読めなくなるんですよ。「うわ、真っ黒!」って叫びながら、頭の中は真っ白になるし、しまいには事業部長の俊さんにも怒られて…大人になって誰かに叱られるなんて初めてだったんじゃないかな。

あの嵐のようなオープニング日で飲食の大変さは本当に身に染みて感じました。とりあえず、ちび券の「置き場は変えよう」ってすぐに提案しました(笑)
スピードとクオリティー、ミスをしないっていう基本を叩き込まれた、本当に内容の濃い1日でしたね。すごく鮮明に記憶に焼き付いてます。

【想い】スタッフのためになりたい

今はダンスを本業にしていて、そっちの仕事がだいたい夕方からあるので、主に昼間、仕込みを担当しています。この10年間で特別、何かをやり遂げたという実感はありませんが、営業に入っていた頃は、日々の仕事がうまくいったことには少なからず達成感を覚えてました。

スタッフたちとは仲良くやらせてもらってるので、みんなとお店のために自分は何ができるんだろうって意識はあります。
接客より料理に携わる機会が圧倒的に多くて、お客さんからフィードバックを直にもらうこともほとんどないんですよね。だから、やっぱりスタッフ同士が円滑に楽しく働けるように心がけています。

【秘訣】自分の気持ちは言葉にしてはっきり伝える

辞めたいと思ったこともないんですよ。はっきり自分の意見を言える環境があるというか、「いやだな」とか「これ、違うんじゃないか」っていうことがあったら、その都度、口に出せてたんです。相手がバイトでも社員でも関係なく。
社員や店長、さらにその上にいる俊さんも含めてちゃんと話を聞いてくれるし、毎回、解決、改善の方向に動いてくれることばっかりでした。

そのおかげで大きなストレスもなくやってこれたし、シフトなんかも融通をきかせてもらえてます。急に「仕事に出られません!」みたいな状況が起きても、「大丈夫だよ」って快く受け入れてくれて。周囲が理解を示し、応援してくれる職場だなってすごく感じてますね。

【感謝】俊さん、バナさん、ナベさん

感謝しているのは、採用してくれた事業部長の俊さん、代々木店の店長だったバナさん、今アキバの店長をしているナベさんの3人ですね。
さっきも言った通り、僕は嫌なことは嫌、おかしいことはおかしいって、なんでもはっきり口にするんですけど、俊さんも同じタイプの人で、馬があうというか。本当になんでも言ってくれるんですよ。ちゃんとこっちが考えてものを言えば、俊さんもしっかり考えてくれて、だからこそ、ちゃんと議論になってすごくわかりやすくて、助かってます。
たまにはね、喧嘩みたいになっちゃうこともありましたけど(笑)
そういう部分も含めてちゃんと言い合える、バイトだからって適当に流したりはしない熱い上司だなって信頼してます。

10年間の思い出

バナさんは僕にとって料理の先生ですね。
串カツ田中に入る前は自炊をしていた程度で、料理のイロハはなかったんです。入ってからも、ちゃんとしたレシピがあるので基本はその通りに作れば良かったので、そんなに苦労はしませんでした。
ただバナさんは、料理長だけあってやっぱり料理に詳しくて、レシピだけだと学べない、細かな基礎的要素をいっぱい教えてくれたので本当にありがたかったです。

ナベさんとは代々木の頃からの付き合いで、すごく仲良くさせてもらってます。
ナベさんは社員で年上なんですけど、ファイブ歴は僕の方が長くて。ナベさんが入ってきた時、既に僕がいたんです。最初の頃は僕が色々教えて、ナベさんが後輩っぽく接してきてくれて、なんかおもしろい関係性だったんですよね。
そこから始まり、互いに信頼し合うようになって、ちゃんと頼りにしてくれてるんだなっていうのがすごいわかって、僕も働きやすいですね。

【働きがい】自分の料理で誰かが喜ぶのはやっぱり嬉しい

バナさんから教えてもらったことを活かして、けっこう料理で工夫をしてるんですよ。チェーン店の同じメニューなんだけど、「他のお店よりもクオリティが高いな」って、思ってほしいので。レシピから逸脱しない範囲でできることをして、そこをお客さんに褒めてもらえると、やっぱり嬉しいですね。
「他の店よりもうまいね!」とか「あそこの店舗より盛り付けが綺麗!」とか。あとは提供のスピードが早いねっていう言葉をもらうのは、やりがいに繋がります。

10年間の思い出

スタッフからは「まかないが美味しい!」って言われるのが嬉しいかな。今は仕込みがメインで営業にはあまり入れないけど、以前はまかないを作る機会が多かったんです。スタッフみんなのモチベーションがあがるなら、いいかなと思って。
まあ、食材や調味料が限られてるから難しいんですけどね。ひき肉なんか置いてないのに「ハンバーグ食べたい!」ってリクエストされて、世のお母さんたちの気持ちが分かるというか(笑)
しょうがないから、豚バラ肉を細かく刻んでひき肉っぽくして、作りましたけど。そうやって色々工夫して作ってると、自分の料理のレベルが上がるし、それを美味しいってみんなが嬉しそうにしてくれるのは、やっぱり嬉しいです。

【魅力】相手に対する”思いやりがい”のある職場

働いていて思うのは、ちょっとした工夫でも、お客さんもスタッフも喜んでくれるから、人のことを考えたり想ったりする甲斐のある職場だなってことです。相手のことを考えてあげようって思って、それを実現してあげたら、ちゃんと返ってくるじゃないですか。
スタッフが結構フランクなせいか、お客さんもちゃんと気軽に応じてくれて、「思いやりがい」があるなって感じてます。
相手について考えてあげれば、考えてあげるだけいいことがあって、だからさらに考えたいって気持ちに自然になっていく…それが良いところですよね。

【これから】後輩の良き手本として

いつまで続けられるかはわかりませんが、長い歴を生かして後輩の手本となるように頑張っていきたいですね。
こうやったらもっと良くなるし、楽になるんじゃない?という”アドバイスをやんわりする”立ち位置なのかな、と自分では思ってます。
俊さん相手ならストレートに強く言えるんですけど(笑)、後輩相手にそれをやっちゃうと軋轢を生みかねないので。間違ってたらやんわり軌道を修正して、みんなが決断できるように動く役割かな、と。
育成は難しいですけど、ぜんぶ自分でやっちゃうと伸びしろを奪っちゃうから、そこにも気をつけながら後輩たちを見守っていきたいですね。

【メッセージ】相手が欲していることに気づこう

相手が欲しているものを察する力を身につけるのはとても大事だと思います。色々と目を配りながら、先回りして動けるように、日々の気づきを大切にしていきましょう。そういうポジティブな行動の積み重ねと、そのもとにある想いを、周囲はありがたく受け止めてくれるはずだし、信頼関係の構築にも繋がります!

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