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2月に読みたいバレンタインデーとチョコレートにまつわるお話

2月を代表するイベントといえばバレンタインデーですが、その起源についてみなさんはご存知ですか?

バレンタインの歴史

遡ること1700余年、3世紀のローマ帝国では、遠征を控えた兵士たちに結婚を禁じていたそうです。

理由は士気の低下を防ぐため。要は「好きな人と一緒にいたいから遠くへ行かない」という思いを封じ込めようという作戦なのですが⋯⋯さすがにちょっとやりすぎじゃ? 
そう感じるのは21世紀を生きているからだと思いきや、同じことを考える人が当時もいました。その人物こそ、何を隠そうバレンタインデーが生まれるきっかけとなった、ウァレンティヌスという司祭。

結婚を許してもらえない兵士とその恋人たちに憐れみを覚えたウァレンティヌスは、こっそり結婚式をとり行っていたそうです。

この秘密の結婚式が帝国政府にバレて、反感を買ったウァレンティヌス司祭は刑に処され、非業の死を遂げてしまいました。それがまさに2月14日のこと。バレンタインデーはウァレンティヌス司祭をたたえる祭日として設けられたのです。

その後、聖人として崇められるようになったウァレンティヌス。ですが、2月14日が「恋人の日」として特別視され、祝われるようになったのは、記録をみる限り、死後1000年以上も経ってから。

14世紀を代表するイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーが「2月14日は鳥たちが相手を求めて集まり、愛をさえずる日」といった旨を記し、それが大きく影響を及ぼして、2月14日が「恋人の日」になったという説が有力です。

日本のバレンタイン史

日本でバレンタインデーが始まった時期に関しては1932年や1956年など諸説あり、はっきりとしません。

ただ経緯としては「愛する人に贈り物をする」という欧米の風習を製菓メーカーが持ち込み、アレンジを加えビジネスにしたという逸話はよく知られているのではないでしょうか。その証拠に、と言いますか、バレンタイン=チョコレートがここまで定着しているのは世界中でも日本くらいだそうで⋯⋯

例えばアメリカでは、花束、ジュエリー、メッセージカードなど、プレゼントは多岐にわたり、バレンタイン当日はディナーや演劇、ミュージカルなど、様々な楽しみ方をするそうです。

ヨーロッパ諸国でも、互いの愛を確かめ合う日と認識されているため、女性にプレゼントを贈る男性も多くいます。

バレンタインに女性から男性へチョコレートを贈る、という日本ならではの様式は1970年代に入って定着しました。ただそれまでは「女性から男性へチョコレート」や「恋人同士」だけではなく、家族や友人同士で様々なプレゼントを交換することが勧められていた、と記述された出版物も残されています。

義理チョコに始まり、友チョコ、推しチョコ、逆チョコ、自分チョコ⋯⋯またチョコ以外のスイーツや飲み物、コスメ、雑貨などなど、多様なスタイルが派生した現代日本のバレンタインギフト。実は黎明期にも密かに同じことが行われていたのかな、と考えるのもちょっぴり面白いですね。
歴史は繰り返す、ということでしょうか?

素敵なチョコレート その魅力

日本では圧倒的な存在感を誇るバレンタインのチョコレート。
では、チョコレートには一体どのような「素敵」が隠されているのでしょうか。

味わい

言うまでもありませんが、まずは味。

チョコって、本当に美味しいですよね。
バリエーションも豊富で、自分好みのものを見つける楽しさも!

甘々から超ビターまで。含有されているカカオが多いほど苦味が強くなりますが、中にはなんと95%!というツワモノも。

味ではありませんが、価格の幅も広く、定番の板チョコが1グラムあたり2・5円程度なのに対し、世界一高いチョコレートとしてギネス認定されたものは1グラムあたり1000円以上!

チョコレート作りに特化したショコラティエがあちこちにお店を出していますし、カカオ豆の選定から最終製品まで同じ工場で作るクラフトチョコのお店も人気。こだわりぬいたカカオ豆のブレンドをカスタマイズしてくれるお店もあります。

チョコ味を活かした他のスイーツも数えきれないほどで、料理の味付けとして用いられる場合もあります!

個人的にはフルーツとの組み合わせが大好き♡
中でもシトラスとのハーモニーは絶品♪
みなさんはどんなチョコがお好みですか?

カカオの効能

チョコレートは健康に良いという話を聞いたことはありませんか?
特にカカオは人体に有益な成分を多く含んでいる、という研究結果が多く発表されているようです。

ポリフェノール(フラボノイド)
ポリフェノールには抗酸化作用があり、美肌に貢献すると言われています。
また他にも、
動脈硬化の予防
血圧を下げる
血流改善
といった効果も期待されるようです。

テオブロミン
この成分は、脳内物質であるセロトニンの分泌を促すとされています。
そのため、ストレス軽減やリラックス効果があると言われています。

ミネラル
鉄分やマグネシウムが多く含まれ、貧血予防や健康的な肌作りにつながるのだとか。

ステアリン酸
体内でエネルギーに変換されやすく、体脂肪になりにくいそうです。
血糖値の急上昇を抑える効果もあり、間食として上手に利用すればダイエットのサポートにもなるのだとか。

ただし!
ご存知の通り、カロリーや糖分の摂りすぎは要注意。逆効果になることもあります。
目安としては、1日あたりダークチョコ(カカオ70%以上)25g程度が理想的だそうですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
このコラムでは食にまつわる様々なトピックを毎回楽しく紹介しています。
今後もお読みいただけたら幸いです♪


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