“映える”ごはん写真を撮るための4つのポイント
自分で作ったお食事や、飲食店でのお食事をSNSやブログに記録する方は多いと思います。でも、食事の写真を上手に撮るのって難しいですよね。
「写真を撮るセンスがなくていつも同じような写真ばっかりになる…」なんて思っている方も諦めないでください。
いくつかのコツを意識するだけで写真の仕上がりは格段に良くなるんです!
今回は美味しそうで”映える”ごはんの写真を簡単に撮れる方法を紹介していきます。
※飲食店で写真を撮る際は店員の方に一声かけると◎
光の当たり方を決める
食べ物の写真を撮る際にまず考えるべきことが光の当たり方です。
理想を言えば自然光の当たる場所が一番ですが、屋内では難しいケースもあると思います。そんな時は照明が当たりやすい場所を選ぶようにしましょう。
しかし蛍光灯の白い光の下ではお皿が光ったり本来の食材の色が出なかったりして上手に撮るのは難しいですよね。
そういう時は白熱灯のような温かい光の下で撮影をすると柔らかい雰囲気の写真を撮ることができますよ!
そして大事なのは直接食材に光を当てるのではなく、逆光で撮ること。そうすることでツヤ感や明暗を表現しやすくなります。
また、どうしても光量が足りない時は撮影後に明るさを上げる加工をするのも手軽な方法です。
料理の雰囲気に合わせて、光の当たり方を考えてみてくださいね。
構図を決める
食事を撮る際に最も大切なのは構図です。お皿や他の料理まで全部を写そうとして平面的な写真になってしまったという経験はありませんか?
そういう時は構図を少し変えるだけで立体感のある写真に仕上がるんです。
具体的には
・中心からずらす
メニューが一つしかない場合、写真の中心に配置する方も多いと思います。しかしながらこの方法は技術がないと難しい撮り方です。
そこで画面の左右どちらかにメインを配置してみてください。
カメラでもスマホでも「グリッド」と呼ばれる補助線があるのでそれを表示して、中心からずらしたり垂直・水平を確かめたりすることでバランスの良い写真を撮ることができます。
・アップにする
食事の全部の部分を写そうとすると、美味しそうに撮ることは難しくなってきます。
「これをメインに写したい」という食材を選んでそれをアップで撮ってみてください。そうすると写真に立体感が生まれるのです。
お皿の位置を動かして、一番美味しそうに見える角度を見つけることも大切です。
何を主役にしたいかを撮る前にしっかり決めてから撮影をしましょう。
臨場感を出す
明るさ、構図を決めたら次のステップです。
写真を見た人に「美味しそう」「食べてみたい」と思わせるには匂いや雰囲気が伝わってくるような演出をすることが大切です。少しテクニックがいる方法かもしれませんが、実践することで格段に写真の質が上がります。
・湯気・照りを写す
シズル感とも言われるように湯気や照りを写すのは、できたての美味しさや新鮮さを感じさせるのに効果的です。
メインのご飯のみを写真に収める方法も迫力が出て良いですが、お店の雰囲気や他の料理との組み合わせを伝えられると写真のレベルがさらに上がります。
例えば
・小物と一緒に写す
これはグルメ番組でよく見る「箸上げ」と言われる手法です。実際に食べる瞬間の様子を再現することで食材の質感がより伝わりやすくなります。
お家で撮影をする際にはお花などをそばに置いてみると季節感が演出できそうです。またキレイな色のテーブルクロスを引くと料理やお皿の色が映えるでしょう。
・お酒と並べる
洋食だとワイン、和食だと日本酒やビールなどを写り込ませると華やかな印象の写真になります。お酒を注いでいる場面を写してみても画面に動きが生まれますよ。
その他のテクニック
・断面を見せる
切って食べる食事の場合は断面を見せると、より美味しさのイメージを伝えることができます。
・重ねて高さを出す
お家で作ったお菓子などを撮影する場合、いくつか重ねてみるとリッチな雰囲気を演出できます。
・真上から撮る
真上から見た色合いが鮮やかだったり、お皿を含めたこだわりの盛り付けをしている場合は真上からのアングルも試してみましょう。
まとめ
“映える”ご飯写真を撮るためのポイントをいくつか紹介してきましたが、ここに挙げたもの以外にも良い写真を撮るコツはたくさんあります。
まずは基本を押さえて実際に試してみてください。いろいろと撮っていくうちに「この料理にはこの撮影方法が合う」ということが少しずつわかってくるでしょう。
お店で写真を撮る時に店員さんに「この料理を美味しそうに撮るコツはありますか?」なんて聞いてみても良いかもしれませんね。
舌にも目にも美味しい楽しい飲食ライフを!
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