【勤続10年表彰企画】パンチョ事業を支えるベテラン店長は元ガチバンドマン。本気で遊び、いっぱいアンテナを張って、楽しい環境をつくる!
「仕事でも真剣に遊ぶ」ことと、「なんでも知る」ことを心がけ、アルバイトから今日までパンチョ一筋で駆け抜けてきた廣田淳之助。この10年を振り返り、後輩たちに熱いメッセージを送る!
【出会い】―「ちゃんとした仕事がしたくて」
吉祥寺で、いろんなアルバイトをしてたんですけども、人に言えるようなちゃんとした仕事がしたくて(笑)、現商品SVの2号さんこと土屋さんが当時店長だった吉祥寺パンチョに採用していただきました。それがファイブとの出会いです。
社員になるきっかけは黒澤さん(現:牛かつ事業本部長)にもらいました。アルバイト時代にバンドをやってたんですけど、終わりの方は開店休業のような状態で。そんなタイミングで当時B級グルメ事業全体を統括していた黒澤さんが「社員やれば」って声をかけてくれて、するすると…(笑)気づけば、社員生活がスタートしてました。
【達成感】「胃袋ファンタジー」のパワーワード
この10年間でいちばん思い出深いというか、達成感があったのは「胃袋ファンタジー」です!これ、数年前に事業部メンバーみんなでその年のスローガンを決める時、僕が思いついて言ったフレーズなんですけど、パンチ力が強すぎるワードってことで、採用になったんですよ。あの頃はみんなして言ってましたね、朝礼でも「胃袋ファンタジー」の大合唱(笑)
たまたま閃いて発した言葉なのに…みんなが全店で口にするのを目の当たりにして達成感を味わったというか、自分にも影響力があるんだなって思ったし、チームでやる楽しさも実感させてもらいました。
【ターニングポイント】「子どもができた」こと
仕事をしてると、ぶっちゃけ今でも1日に1回くらいは「つらいなあ」って思います(笑)でも子供ができた時に感じた気持ちはすごくシビアで、あの「どうしよう」は別格でした。「え?俺、お父さん?このままでいいのかな?」って…ちゃんと責任取れるのか、今後の人生はどうなるのかって、ものすごく不安で。父親になる実感もないし、変わってしまう自分も怖かったし。もう35歳くらいだったんですけど、まだガキだったんですね(笑)
だから逆に普段の「つらいなあ、どうしよう」は、実はそんなにきつくないんですよ。
ただ、子どものおかげで成長できたし、いい意味でいちばん変われたのも、あのタイミングでした。
自分が親になったことで、人の気持ちを考えたり、わかったりするようになれたんです。それまでは僕さえ良ければっていう、自分中心の暮らしだったけど、家に奥さんと子供がいるようになってからは、相手のことをきちんと想う生活にガラッと変わりました。
そのおかげで、お店でもスタッフから優しくなったって言われました。そんなに怖くしてたつもりはなかったんだけど(笑)…まあ、今になって思えば、尖ってたんでしょうね。そういう部分がなくなって丸くなった、と、皆さんにはおっしゃっていただいてます(笑)
【感謝】野尻さん、2号さん、部下の成瀬
感謝してる人は、まず野尻さん。社員になった時期が同じくらいだったので、最初から面倒を見てもらってました。昔は野尻さんに対しても反抗的なとこがあったのに、今も仲良くしてもらってるし、見捨てずにいてくれて。すごい人だなって、仕事で深く関わっていくうちに改めて気づかされました。
もう一人は、2号さん(前述の土屋商品SV)です。パンチョに入って、最初にいろいろ教えてくれたのが2号さんだったので。2号さん、今はもうブランド全体の商品SVとして忙しいから、なかなかお会いする機会がないんですけども、会えばあれこれ話すし、いちばん喋りやすい相手ですね。
あとは今一緒に働いてる部下の成瀬にもすごく感謝してます。 彼はひとつ下なんですけど、僕が知らないことをたくさん知ってて色々と教えてくれるし、義理堅くて、感謝してますね。現在の営業で、ものすごく助けてもらってる相手です。ありがとう。
【嬉しい言葉】お客さんの「美味しかったよ」に救われ、仲間からの一言で自分の意外な側面に気づいた
お客さんに言われて嬉しいのは、やっぱり「美味しかったよ」とか「ごちそうさま」っていう帰り際の一言。この言葉をもらえるだけで、なんか救われますよね。どんなに忙しくても、頑張ったかいがあったって噛みしめられるし、そう言って欲しくて、やってるようなところもあるから。本当に嬉しいです!
仲間からもらって嬉しかったのは、「思ったより真面目なんですね」って言葉かな。
「え?じゃ、どういう風に見てたの」って聞いたら、「もっと勢いでやっちゃう人かと思ってたけど、けっこう繊細なんですね」って答えが返ってきて。「そっか、俺、繊細なんだ」という気づきをもらえて嬉しかったし、僕にとっては意外な自分の一面を気づかせてもらえて、ありがたかったです。
【ここで働く魅力】「やった分だけ評価してもらえる」こと
パンチョの魅力は色々あるけど、「やった分だけ評価してもらえる」こと。待ってたら何も起きないけど、自分から行けば評価してくれるのがパンチョです。
その1歩目を踏み出すのがなかなか大変って人もいると思うんですけども、ちょっとしたきっかけでチャンスは掴めるはず。掴んじゃえば上に行けるので、思い切って踏み出しましょう!
【理念】「楽しくなれる環境」をつくるために必要なのは、なんでも知ろうとする姿勢
「”楽しい”でつながる世界をつくる」の前段の創業理念である「関わる全ての人が楽しくなれる環境をつくる」に僕はすごく共感して入社したんです。
”楽しい”でつながる世界をつくるために、僕の場合、まずはなんでも知ることを心がけてます。お客さんのこと、お店のこと、相手のこと…とにかくなんでも。知ってからじゃないと自分のことは言わないようにしようって決めてるんですよ。知らなきゃ、話も”楽しい”も広がっていかないと思ってるので、楽しくなれる環境を大事にしながら日々営業してますね。
例えば、新人の子には必ず何が好きかを聞いて、相手の興味や関心について自分でもリサーチしてから、話題をふるとか。また別の子にも「あの子、あれが好きなんだって」とか伝えて、”楽しい”の輪をどんどん広げるようにしています。
【今後】これからも、店舗に携わっていきたい
今後は…ノープランです(笑)
ただ店舗にいたいって想いはありますね。自分を育ててくれた店にいるのが楽しくて好きだから、何らかの形で店舗に携われるポジションに居続けたいです。
事業部全体のトレーナーをやりたい気持ちもありますが、若い子がどんどん手を上げてそういうことにチャレンジしていってくれてて。パンチョはFCや、新しいパッケージの店舗作りも進んでるけど、僕は歴が長いぶん、考え方が古いかもっていう躊躇もあるから、そっちは若い子にお願いして、「直営(のパンチョ店舗たち)は自分に任せてください!」って事業部メンバーには伝えてます。
【メッセージ】次世代を担う後輩たちへの期待
まず自分なりの”楽しい”を見つけてほしい!仕事を楽しむ前に、覚えなきゃいけないことがたくさんあったり、色々と大変な思いをしたり、時には苦しむこともありますが、そういう経験の先にこそ”楽しい”があります!
自分の周りだけでふざけて楽しむっていうのは、最初はいいけど、年や経験を重ねていくと違う楽しみっていうのが見つかってくるものです。そういう楽しみを自分なりに探していくのもいいんじゃないでしょうか。
ずいぶん前に社内の人から「やるか、やらないか」じゃなくて、「『やるか、やるか』だよ」って言われたことがあるんです。そういう考え方が今でも通用するかは分からないし、当時は自分でも「あれ?『やらない』は、ないんだ」って(笑)…けど、確かに。成果や結果は出なかったとしても、やれば経験値にはなるので、「やるだけやってみる」っていう姿勢も大事だな、と。失敗した方がいいし…恐れず、いっぱい失敗してください!
本気で遊ぶのも大事ですね。仕事を仕事と思わないで真剣に遊ぶ精神というか、却下されてもめげずに、遊び心を取り入れたアイディアを次々と出すこと。あとは、いろんな方向にアンテナを張って、新たな挑戦や発見をしてください!
そうすることで、新しい意見も柔軟に取り入れられるようになるんじゃないかなって、僕は実行してます。あと、これは僕限定かもしれないけど、常にクソガキでいるってことです。いくつになっても!(笑)