【伝説の繁盛店への道-vol.6】ファイブの理念からヒントを得た取り組みで月商930万円を突破!目標達成のカギは「ありがとう」とコミュニティづくり
2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。
各店舗、各店長の自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。
そこで!各事業部長達から「みんなの参考になりそうな取り組みをしている今アツい店舗&店長」の情報をいただき、ノウハウを赤裸々に聞き出してきちゃうこの企画!
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」!
今回は2024年3月25日に行われたF-1GRAND PRIXにて発表された『串カツ田中 朝霞台店』の成果と取り組みについて紹介いたします!
FC事業部の代表店舗である『串カツ田中 朝霞台店』が賑やかに入場です!
【1年間の取り組み:歴代最高売り上げをつくる!】
まず初めに『串カツ田中 朝霞台店』の店長である神田さんは異動してきた当初、充分好調だったお店の運営をきちんと引き継がないといけない!とプレッシャーがすごかったと明かしました。その中で自分に何ができるかを考えた末「朝霞台800万計画」という目標を設定。
2016年の9月にオープンして以来、朝霞台店の最高月商ベスト3は2016年10月の「798万」、2022年12月の「787万」、2023年10月の「782万」という結果でした。そこで800万円を超えるくらいの愛されるお店づくりをすれば、朝霞台店史上最高のお店をつくれたと言えるのではないかという想いでこの計画のもと1年間頑張ってきました。
朝霞台店のスタッフが「朝霞台800万計画」を達成するために取り組んできた3つのことが以下の項目です。
★活気づくり
★称賛
★お客さんとのつながり
1:活気づくりのコツはお客さんも真似したくなっちゃう掛け声!
串カツ田中ではお客さんが盛り上がる「チンチロ」を行っています。チンチロはお客さんにサイコロを2つ振ってもらって、出た目の数次第で量や値段が変わる串カツ田中の特典です。
他の串カツ田中の店舗では「チンチロご挑戦でーす!」という声出しに対して「いってらっしゃい!」「がんばってください!」という声がけをスタッフそれぞれがしますが、朝霞台店では「いってらっしゃい!頑張って!負けないで!応援してるから!」という独自の声がけをスタッフ皆で声をそろえて言うことで差別化すると同時に、お客さんの記憶に残るフレーズにしています。
その結果お客さんもそのフレーズを真似して一緒に言ってくれるなど、スタッフだけでなくお客さんといっしょに活気づくりをできるお店になりました。
2:「あたりまえ」じゃなくて「ありがたい!」
ファイブグループの理念の一つでもある”承認と称賛”も大切にしています。仲間が時間通りにシフトに入ってくれたり、来てくれたお客さんに笑顔で対応し、料理を提供する。これらは当たり前に思われがちですが、『串カツ田中 朝霞台店』では「ありがたいこと」として称賛の対象となっています。
仲間の行動をよく見つつ「ありがとう!」をたくさん伝えるようになったり、全体ミーティングでは「いつもありがとう」の気持ちを付箋に書いて渡しあうことで各々の武器を再認識できるようになりました。
店舗の中では営業中に「ありがとう」の言葉がたくさん飛び交います。お互いに感謝の気持ちを表すことで自分のやっていることを見てもらっている→やってよかった→もっと何ができる?と貢献の意識が高まる結果に。そして、全員が安心して働ける居場所をつくることができました。
3:個人のお客さんをお店自体のお客さんに!
朝霞台店は元々常連のお客さんはたくさんいらっしゃるものの、スタッフ個人とのつながりが強い傾向が高く「〇〇さんいなきゃ行かないかな~」と言われてしまうことも。それはそれで個人がしっかりファンをつくれていて素晴らしいですが、もう一歩進んで”お店自体”の常連さんと言えるお客さんを増やして、いつお店に来ても楽しんでもらえる状態をつくろう!と作戦を立てました。
そこで考えられたのが「常連さん紹介ボード作成」です。
これはお客さんが3人以上のスタッフを知っていること、そして来店回数が10回以上という基準で常連さんのチェキを撮ってコルクボードに貼り付ける取り組みです。
それによって
〇新人でも常連さんの顔と名前がわかるようになる
〇常連さんと名前で呼び合える関係がつくれる
〇常連さんじゃないお客さんでもコルクボードを見ることでアットホームさを感じられ、興味を持ってもらえる
〇新人スタッフでもすぐにスタッフと常連さんのコミュニティの輪に入れるようになる
といった、常連さんとお店のつながりが強くなる成果が得られ、常連さんの数も増えてきました。
そして常連さんが増えたことにより差し入れを持ってきてくれるお客さんがいたり、お店のグレードアップに協力してくれるなど一緒にお店づくりにまで取り組んでくれるお客さんも増えました。
【取り組みによって得られた成果】
これらの取り組みを1年間一人一人が頑張ってきた結果、「800万円」という目標を大幅に更新する最高月商「930万円」を達成するという成果を得られました!
また、12月には過去最高客数を達成し、12ヵ月を通しての予算もすべて達成。
2016年から営業してきての最高売上ベスト5も2023年にすべて塗り替えられ、FC事業部での利益率もNo.1と事業部に対しても大きく貢献することができました。
実践した取り組みの一つ一つは決して難しいことではなく、全部ファイブグループの理念に基づいたことなので改めて理念の重要性を再確認できた1年となりました。
「これからもお客さんの”また来たい”を生み出して、『伝説の繫盛店』をつくっていきたい」と決意を新たにしました。
▼F-1/C-1 GRAND PRIX2023 成果発表会の模様はこちら