やっぱりすごいぞ“承認”と“賞賛”のチカラ 賞賛編
「私って、褒められて伸びるタイプなんだー」
これ、よく聞くフレーズですよね。
まさに自分がそう!という人も多いでしょう。
ファイブグループの掲げる従業員のあるべき姿「5IVEWAYS」風に言い換えれば、「承認されて賞賛を受ければ、もっとできるようになる」ので「じゃんじゃん褒めてね」というこのアピール(?)ですが、実は科学の世界でも多くの学者たちが着目し、研究してきたんです。
有名な例としてまず挙げられるのはピグマリオン効果。聞いたことある、という方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。教育界ではかなり有名な話で、1964年に行われた指導方法に関する実験の結果に注目が集まり、今も語り継がれているのです。
ものすごくざっくり(誤解を恐れず)言えば、「期待されていることが分かると、人は頑張れるし、成果も出せる!」ということ。
ただ、このパイオニア的な実験には、ツッコミどころもぼちぼちあったらしく、いまだに論争の的になっているのだとか。
何ごとも最初の一歩は難しい…ということでしょうか?
ただこれ以外にも、褒める=賞賛と、パフォーマンスに関する実験は数多く行われ、その効果は広く認められていますし、何よりみなさんも日々の仕事の中で実感しているのではないかと思います。
ここでひとつ注意しておきたいのは、正しい褒め方があるということ。むやみに褒めたり、誤った方法で賞賛したりすると逆効果にもなりかねないそうです。
褒めるにもコツが必要で、それは上司の腕の見せどころと言えるでしょう。
ちなみに上司に関しては、「ステータスが上がっていくほど褒められたり、栄光を教授したりする機会が減る」のだとか。
褒めてもらうばかりではなく、たまには上司を労ったり、感謝の言葉を告げたりすれば、いっそうお互いに働きやすく素敵な職場になるかもしれませんね。
賞賛にまつまる名言
仕事のモチベーションにも直結する賞賛について、過去の人たちはどのように捉えていたのでしょうか。
偉人たちの名言から紐解いていきましょう。
いきなり変化球ですみません! これは、中の人が個人的にお気に入りの名言。皮肉とパンチが効いてて、思わずくすっとしてしまいます。さすが文豪マーク・トゥエイン!
では、本題に入っていきましょう。
地道ですが、納得。2000年近く経った今でも説得力のある言葉です。
プブリウス・シルスは古代ローマの劇作家。
過去に素晴らしい業績を出した人でも、大事なのは今だから気を抜かないようにね、という警句に聞こえます。
と、第26代アメリカ合衆国大統領は挑戦者たちに全力で声援を送り賞賛をしました。
聴力を失いながらも、数々の交響曲を完成させたベートーヴェンの生きざまが表れていますね。
かと思えば…
奔放な生き方をしたとされるモーツァルトだからこその一言。さすが天才! その一方で…
なんと天才を一刀両断!
『ボヴァリー夫人』などで知られるフランスの小説家フローベルですが、こんな言葉を遺すなんて、よっぽどの努力家だったということでしょうか。
まあ、天才モーツァルト自身も、他人からの「賞賛なんて気にしないよ」と言ってるわけだし、需要と供給が一致している(?)ということで、良しとしましょう。
ちなみに、この言葉には続きがあるんですが、ちょっと強烈すぎたので割愛しました。
(のんびり読んでいただきたいので。気になる方は調べてみてください)
さらにもうひとつ、天才の名言をご紹介。
これはもう異次元!賞賛を受けて堕落するって…いったい何があったんだ、アインシュタイン…しかもその逃げ道が仕事って、どれだけストイックなの!?
知らない人はほとんどいないであろう、かのアインシュタインほどの偉業を成し遂げ、賞賛を浴びまくれば、こんな心境になってしまうのでしょうか。ほんのちょっとですが、分かるような気も…。
中の人も、いつか堕落するくらい賞賛されてみたいものです。そのためには頑張らなきゃ!いや、でも…どれくらい?
みなさんは何か心に残る名言を見つけられましたか?
認証編や、賞賛の実践編も、また(いつか)書けたらと思っています。
最後までおつきあいいただきありがとうございました!
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