【アルバイトトップランナーの声-vol.26】国境を超える接客力のカギは…難波(なにわ)の牛かつリーダーたちが積み重ねた”挑戦”と”成長”
「”楽しい”でつながる世界をつくる」をMissionに掲げるファイブグループで、日々お客さんに「楽しい」を最前線で提供してくれている2,500人のアルバイトさんたちにスポットライト!
各業態で活躍するトップランナーのアルバイトさんたちに心がけていることや働きがい、楽しく成果を出すコツをインタビューする人気企画です。
今回は『牛かつ もと村 難波分店』の矢野さんと小西さんにお話を伺いました!
【入社】インバウンド需要の高さにびっくり
小西さん:
コロナ前に掛け持ち先を探していたタイミングで、先に『牛かつ もと村』で働いていた知人から声をかけてもらった、いわゆるルイトモ採用です。『もと村』というブランドは知らなかったんですが、知人の紹介だったんで働きやすいかなと。
矢野さん:
私は前職は古着屋さんだったんですけど、飲食での接客がどうしてもしたくなってタウンワークで探しました。そこで牛かつもと村難波分店を見つけて条件が1番良かったので応募しました。
小西さん:
入ってみたら海外からのお客さんばかりでびっくりした!
矢野さん:
そうそう。私も面接の時に尼木店長から「英語喋れますか?」って質問されて、なんで?と思ったら8、9割が海外のお客さんって聞いて衝撃を受けました。働き始めた当初は言葉が通じないことも多くてめげそうになりましたね(笑)
でも同時に自分から話しかけられるように言葉を覚えたいなって気持ちも生まれました。
小西さん:
お客さんは韓国人が圧倒的に多いです。韓国では「日本に行ったら『牛かつ もと村』に行くというのが主流になっているみたいで。わたし韓国ドラマが大好きなんで、勉強した韓国語で意思疎通ができた時は嬉しかったしお客さんも喜んでくれて。そういう楽しさを味わえてますね!
【働きがい】どこに転んでもマットがある安心の環境、周波数も◎!
小西さん:
お客さんは旅行で来られてる方が多いので、”思い出づくりの手助けをしたい”というのは常に思っています。お席のご案内とかお料理の提供の時の反応でお客さんがコミュニケーションを取りたいタイプかどうかわかるので、会話を求めてそうなお客さんには「写真撮りますよ」って話しかけたり火をつけるタイミングで話を広げたりするようにしています。
矢野さん:
私はまだ全然韓国語が話せない時に、お客さんと一生懸命喋ってたら退店の時にわざわざ翻訳アプリで「最高の店員さんに出会えて最高の食事ができました」って書いて見せてくれたんです。それがすっごく嬉しくて!思わず写真撮らせてもらっちゃいました。
小西さん:
お客さんの国の言葉を覚えて盛り上がれたり、帰る時に「また来るね」って言ってもらえるとホント嬉しいよね。
矢野さん:
そうなんですよ!こんなに出勤が楽しみなバイト初めてです。お客さんと話すのも楽しいし、スタッフのみんなにも会えるだけで楽しい!うちのお店、新しいメンバーが入ってもみんなで囲ってひとりぼっちにしないんです!
小西さん:
揚げ足取ったり嫌味を言ったりする人がいないのがいいよね。でもちゃんと注意はするし助け合うし。
矢野さん:
確かに。どこに転んでもマットがある、のかも。
小西さん:
それすごくいい言葉!あと悪い周波数がなくて良い周波数を出せる人が多くて。だからこそみんなで褒め合えるんじゃないかな。
矢野さん:小西さんは”承認・称賛”がすごいですよね。注意することはしっかり注意して、褒めるところはそれ以上に褒めるのがいいなと思う。
小西さん:
えーありがとう!私自身、気づき損になる人が出てくるのが嫌なんですよ。細かい仕事って気づいた人だけやって誰からの感謝もないってなりがちなんですけど、そうすると気づいてもやらなくなる悪いスパイラルが生まれるじゃないですか。それが嫌だから、気づいてくれた人には多少オーバーめなくらいに言葉と態度で感謝を伝えるようにしています。
矢野さんは入店当初から本当に周りをよく見られる人です。素直だし、何よりこの笑顔が最高!矢野さんが笑ってるとこっちもつられて笑顔になっちゃうんだよね。
矢野さん:
嬉しいです!まずは自分が楽しく働くことで、周りも笑顔になっていろんな人とつながれると思ってます。
【チームづくり】「どうでもええ」だったSUPがいつの間にかチーム制にまで
小西さん:
SUP(評価制度であるステップアッププログラム)については、最初は全然気にしてなかったし「どうでもええ」くらいに思ってました(笑)
オペレーションへの評価だけではなく働く姿勢や考え方、人とのかかわり方についての評価なので、まぁそんな意識しなくても営業には差し支えないしな、って。でもお店が良くなっていくに従って意識も変わっていって。楽しく働きつつお給料もアップしていくのはええなって思い始めました。
矢野さん:
入社当初、尼木店長から「今お店ちょっとまとまってないんだよね」って聞いてたんですけど入ってみたら全然そんなこと感じなくてチームワークが取れてる雰囲気でした。元々いい人が多いお店なんでしょうね。
小西さん:
コロナ後に再オープンして、新人さんがどんどん入ってくるから「いいお店つくらないと」って先輩チームも考えるようになったからかな。
今はスタッフ全員が1ヵ月に1回、SUPの目標を決めて向き合っています。顔写真の横にみんな目標を書いてバックルームに貼りだしていて、毎日お互いに意識できるようにしてるんです。
うちのお店はスタッフが60人もいてまとめるのも大変なので、「スタッポ(働きがいとチームワークを測る)チーム」「食品衛生チーム」「覆面調査チーム」の3つに分かれてそれぞれの項目を強化しています。
3つのチームで合わせて10人くらいリーダーがいて、各チーム内で育成を行っています。
今後はチームの担当をローテーションしていくことも考えています。
矢野さん:
SUPとか目標とか言われても最初はピンとこなかったけど、周りのみんなの想いとか認識を聞いて私もついていかなきゃって思いましたね。ハンドブックの内容には納得も共感もしたけどそれを自分の言葉で言語化するのが難しかったです。今もリーダー同士でアドバイスし合ったり、尼木さんにテストしてもらったりしています。「今日の私の説明、何点ですか?」って毎回聞いてるんですけど今まだ40点くらいのようで…まだまだですね(笑)
小西さん:
SUP難しい…って人も多いかもしれないけど、オペレーションの中で何か1つ興味のあることを見つけてそれに集中してみるといいかも。そこから得意が見つかることもあるので。上の人たちはスタッフが頑張ってるのをしっかり見て褒めてあげてほしいです!
矢野さん:うんうん。失敗してもいいから何か挑戦してみた方がいいですよね。「これ楽しい!」ってことも見つかるかもしれない。働きに来てる意識ももちろん大事だけど、楽しく力抜いて仕事してほしいです。
【成長】「真顔がデフォルト」から褒められる笑顔に
小西さん:
ファイブに入って何事にもチャレンジしようと思えるようになったことは変化かなって思います。店舗ミーティングのリーダーミーティングは司会が立候補制なんですが、やってみようって手上げたり、今回のインタビューも最初は「私が記事になるのかー?うーん」って感じだったけど、思い切って挑戦してみました!
矢野さん:
私は営業中の表情が変わりました。さっき小西さんが笑顔を褒めてくれたんですけど、入店当初は結構表情を注意されていたんです。自分では真顔でいるつもりはないのに怒って見えたり、しんどさが顔に出てしまっていたりして。指摘されて初めて「確かにこんな顔の店員さんいたら怖いし話しかけにくいよな」って気をつけるようになりました。あとは表情が暗い時って何か自分の内面に原因があると思うので、誰かに聞いてもらって共感してもらうだけで気持ちが変わるんだなって気づきましたね。おかげで今はみんなに褒めてもらえる笑顔ができるようになりました!
【展望】一段上の”理想の人”を目指して
矢野さん:
リーダー陣たちがまだまだすごく上に感じるので早くそこに追いつきたいです。私がいれば今日は安心って思われるような人になりたい。あとは新人さんの教育をしていく中で私が自然にやれることでも人に教えるのってすごく難しいなと実感しています。リーダーの人から「もっと具体的にここがいい、ここがダメって伝えてね」と言われて、言葉で伝える大変さに直面してます。
例えば石に火をつける時に新人さんが普通に丁寧にやっていたので、「いい感じです」って私は褒めたんです。そうしたらリーダーの沖野さんから「お客さんと石の距離も気をつけてって伝えてね」と言われて、私はまだまだ大切なことを全然伝えられてないなって気づきました。リーダーたちのようにちゃんと気がついて言語化できるように頑張りたいです。
小西さん:
私は自分自身の技術をもっと上げたいです。最近入社してきた社員さんや他店の社員さんがお肉を切るのがすごく綺麗なんですよ。お客さんも完成した料理を見て「わーすごい!」って喜んでるのを見て、私もこんな風に綺麗に仕上げられるようになりたいって思いました。
あとホールでもお客さんをもっと盛り上げたいです。写真撮影にしても1組で撮るんじゃなくて「みんなおいでおいで」って周りを巻き込んでうちのお店に来てくれた楽しい思い出をつくりたいと思います。
店長メッセージ
尼木店長:
小西さんはみんなのお姉さん的存在で視野が広く、常にスタッフ、お客様を意識考えながら働いてくれています。トレーナーとして育成にも力を入れて言わないといけない事もきちんと言う。行動や態度で示しているからこそ、みんな言われた事を受け入れてついていっているんだと思います。
今現在はキッチンの揚場に自ら入り学び、まだまだできることを増やしてくれています。
引き続きトレーナーのトレーナーになりTOP OF TOPを目指してほしいです!
矢野さんは癒し系の雰囲気で、いてくれるだけで安心感があります。
一つ一つの仕事が丁寧で常に笑顔でみんなのモチベーターです。心配性な部分はありますが、それをカバーするくらいの頑張り屋さんです。
人に対して優しいからこそ相手の気持ちを考えて行動ができるので、それを磨いてさらに相手のことを考えて伝える力をつけるとトレーナーとして一皮剥けると思います。
笑顔、おもてなし共に素晴らしい!女将も夢じゃないので目指してほしいですね!
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