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自分を見失い、メンバーの働きがいアンケートもガタ落ち→F-1ランキング1位、13ヵ月連続最高月商更新の繁盛店へ様変わりした新宿ペコリの軌跡をたどる!

2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。

自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。

そこで!各事業部各店舗ならではのノウハウを赤裸々に聞き出しちゃうこの企画!
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」!
第21回目は「新宿っ子ダイニング ペコリ」をご紹介!

店舗プロフィール
新宿っ子ダイニング ペコリ
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-25-3 西武新宿駅前ビル7F
電話番号:03-5285-2033

店長プロフィール
折笠 翼(30)
2016年入社。『千葉っ子ダイニング ペコリ』に常連として通い、その後『新宿ペコリ』のアルバイトを経て、現在は『吉祥寺っ子ダイニング ペコリ』と『新宿ペコリ』2店舗の店長を兼任。
お休みの日の楽しみは可愛い娘さん2人とデートすること!

今回、「伝説の繁盛店」シリーズに取り上げていただいて光栄です!22年の3月にF-1グランプリ(年間ランキングをもとに社内No.1の店舗を決めるイベント)に出た時からやってることは何一つ変わってなくて、ブレずにやってきたから選んでもらえたのかなと思います!

【成果】F-1ランキング1位、「また来たい」アンケート高評価キープ

FC事業部全店でお客さんが帰る時に記入してもらう「また来たい」アンケートは常にTOP3に入ってます。お会計の時やお見送りの時に「今日どうでしたか」と聞いて5段階で評価してもらうんですけど、習慣化していたおかげで高評価を維持してるのかなと思います。

だからと言って、アンケートでいい結果出すためにいい営業しようってことじゃなく、ただただお客さんが来店してから帰るまでの時間でどれだけ楽しませられるか、満足させられるかを考えることで自ずと評価をいただけたのかな。

F-1ランキング(会社重要指標のいくつかを数値化した社内ランキング)の10月までの累計はFCの中で1位をいただいてます。2年前は順位がめっちゃ低い時期もあったので、地道にやってきて良かったなと実感します。
売上げについては去年の12月から毎月過去最高月商を更新しています。

【理念】「ARIがあふれる家族のようなお店」

『新宿ペコリ』と『吉祥寺ペコリ』どちらも共通した店舗理念です。
ARI(ありがとう・リスペクト・インテグリティ)の精神を大事にしていれば社会に出ても絶対損しないと店舗の卒業生を見ていても思います。
「ありがとう」という言葉は営業中に声に出すことを意識してます。見返りを求めてやるものじゃないけど、必ず返ってくるんですよね。

「家族のようなお店」はお客さんにとってもスタッフにとっても第二のお家みたいな居場所になってほしいという想いから決めました。

社会に出た時にペコリで働いて良かったって思ってほしくて。ここなら良い意味で本気でバカできるし常に素を出せる関係性を築ける。技術も身に付くけど、それより人間性が育まれる場所であってほしいです。

その土台を作るために大切にしているのは継続とオンジョブ主義です。
“承認・称賛”も指摘も、冷めないうちにその場で伝えることに気をつけてます。
店舗理念を掲げてから、スタッフ同士のつながりを大事にしようという意識が日々増していった気がします。ここだけはブラさないようにしようって指針がある感じです。

【取り組み①】ガタ落ちしたスタッポの点数…そこで人に頼ることを覚えた

冒頭に言ったように2年前はスタッポ(働きがいとチームワークを測る社内アンケート)の点数がめちゃめちゃ低かったんです。自分自身は店舗理念からブレずにやってたつもりでしたが、個人的に2人目の子供が生まれたこともあって、心身ともに辛い日々が続きました。それで余裕なくなってお店のことに関してアンテナを張れてなかった。売上げは上がってもスタッポは下がっていくという状態でした。

スタッフからは「一緒に飲みに行くつーちゃん(折笠店長)は最高だけど、一緒に働くつーちゃんは楽しくない」と言われたことも。
事業部長の俊さんからは「何も考えない日つくれ」って言われて、これは自分と向き合う時間を作らないとダメだなと。当時は半ば意地になっていたのかもしれないですね。

休みを取るようにしたら余裕も少し出てきて、人に頼ることも覚えました。
当時「もっと頼って」って言い続けてくれたアルバイトさんには本当に感謝です。
素を出して腹割って話すようになったら、徐々にスタッポの点数も上がってきました

【取り組み②】ポジション別のSUPで店全体のクオリティを底上げ

新宿はありがたいことにフリーターの子が多くて、SUP(ステップアッププログラム:昇格昇給制度)に向き合える時間も割とたっぷり取れています。
今はエースを増やしたいのと、4月に大量採用して新人さんも多いので全体の底上げもしていきたいですね。

最初は僕一人でSUP面談をやっていたんですが、なかなかキツかったのでホールのアルバイトSUPはホールの社員に、というようにポジション別に任せるように。
色々試行錯誤しましたが、サービスが強い子はホールで輝いてほしいし、料理得意な子はキッチンで、というように強みを伸ばしてほしいのでこの面談の形にしました。

リファラル採用に関しては去年から今年にかけてアルバイトからの社員登用が2人。2人とも一度は違う企業に就職したんですが、やっぱりファイブがいいってなって戻ってきてくれました。
そして常連さんからも「楽しそうで働きたい」って2人アルバイトになってくれて。ありがたいです。

社員の”プー”は調布ペコリ時代からリファラル採用上手だったので、さらにリファラルが強いお店づくりになっていくかもしれません。プーにはゆくゆくは新宿ペコリを任せるつもりです。

プーには「店舗責任者は社長と一緒だよ」とよく言うんですが、マネジメントもして採用もして、経理も広報の仕事もしてすべてのスキルが必要になってくると思うんです。
そして全部自分の責任だと矢印をなんでも自分に向けて営業することで行動や考え方がまったく変わってくる。なんにしても急に崖に落とされると強くなることもあるので、挑戦してみることが大切だと思います!

【取り組み③】歌舞伎町で愛されるお店づくりの鍵は「日報」と「レシート」

毎日の振り返りを書く日報には特に力を入れています。
まずは「早上がりアンケート」。0時くらいに上がる子たちの気づきだったり改善案、お客さんの共有とかを書いてもらって、僕がフィードバックをする。「これ書かないと出勤してないのと同じだよ」って言うくらい大切にしてます。

日報を読むだけで出勤してないスタッフも営業の様子がわかるようになってるので、全員にちゃんと読んでほしい。
そのためにも笑えるような面白い日報を書きたいと思ってフィードバックしてます。

営業で力を入れてるのはレシートプレゼント。レシートにお客さんの名前だったりその日あったエピソードを書いてあげる。それをお客さんが次回持ってきてくれた時に話が広がるようなレシートを書こうとスタッフみんな協力してくれてます。
歌舞伎町って特殊な街なので、そこで愛されるお店をつくるのって難しいのかなって最初僕は思ってたんですが、お店同士で行き来することも結構多いです。ホストやキャバ嬢の方も常連さんになってくれて、地域に愛されるお店になってきてると思います。

【挑戦】大好きなペコリをもっと知らしめる!

丸7年、ペコリでやってきて自信持って胸張って「ペコリが好きだ」って言えるので、このペコリをどうにか広げていきたいし引っ張っていきたいです。

僕自身は今、兼任店長をしている『吉祥寺ペコリ』にいることが多いんですけど、僕が離れても常連さんが一切離れてないんですよ。もう自分がいなくても大丈夫な状態になりつつあるし、まだまだ伸びていくと思います。今後は次世代のプーを中心に、今のスタッフたちの色をガンガン出して、「今の新宿ペコリが一番いいね」って言ってもらえるようにしてほしいです。

個人的にはBD(ブランドディレクター)になることが目標!言っちゃった!
そのためにまずはBDF(ブランドディレクター補佐のエリアマネージャー)としてペコリ6店舗のマネジメントをできるようになりたい!新店もどんどんオープンして大好きなペコリを今以上に広げていきたい
とはいえ経験も引き出しもまだまだ足りないので、覚悟を決めて宣言だけしておきます。

店長レポートにも掲げた「つーちゃんでつながるFC事業部をつくる」をモットーに(笑)、まず自分が楽しんで働きたいです。そうじゃないと周りも楽しくないしお客さんも楽しませられない。そして人の成長を心から喜べるチームづくりをしていきたい。
社員にもアルバイトにも全員に視座を高めてほしいです。それぞれの”楽しい”の質をもっと上げてつながりを広げていけばFCとファイブへの貢献をしていけるんだと思います。

【新任店長へ】ブレない!初心を忘れず!

進んでいけば絶対に壁にぶち当たると思うけど、信念とかこだわってる部分は絶対にブラさなきゃなんとかなるからそれだけは絶対守り続けよう!

もしブレそうになったら店長レポートを何回も読み直せば初心を思い出せると思います。
自分を助けてくれる、支えてくれる仲間はすぐ近くにいるからいっぱい頼って頼られてください!

【スタッフコメント】

写真左:たまちゃん 写真右:JUNA

たまちゃん(社員):
新宿ペコリは同業のお客さんがとにかく多いです。
同じ接客業の人がお客さんに多いと、お客さんの動向とかどういう営業してるとか学べる事がたくさんあります。自分の接客の幅も広がったかな。

翼さんについてるお客さんもたくさんいるので、自分たちのファンになってもらえるようにしたいです。翼さんのお店づくりを理解して、誰がいるいないに関わらず継続して来てもらえるお店を目指します

JUNA(アルバイト):
新宿ペコリはスタッフ同士もお客さんとも仲がいいです。休みの日にスタッフみんなでお客さんのお店に遊びに行くことも。お互いへの思いやりもいっぱいあります。

個人的には翼さんを超える看板スタッフになりたい。アルバイトで1番長いので、そこを目指してから卒業したいと思います。

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