【アルバイトトップランナーの声-vol.28】「お客さんからどう見えるかが1番大事。」役者と『もっくん』二足の草鞋を履くエースアルバイトが語る「セルフプロデュース論」とは。
「”楽しい”でつながる世界をつくる」をMissionに掲げるファイブグループで、日々お客さんに「楽しい」を最前線で提供してくれている2,500人のアルバイトさんたちにスポットライト!
各業態で活躍するトップランナーのアルバイトさんたちに心がけていることや働きがい、楽しく成果を出すコツをインタビューする人気企画です。
今回は『渋谷っ子居酒屋 燻し家もっくん』のショータさんにお話を伺いました!
【きっかけ】公演中止で140万の借金を抱え、『渋谷もっくん』へ。
2年前に自分の団体の公演がコロナで直前になって中止になって、140万ぐらいドンっと借金抱えて…空いてる時間にバイトして返さないとってなったんです。
そんな時に求人サイトで『渋谷もっくん』を見つけて、最初の半年くらいは仕込みだけ入っていました。
元々料理と燻製が好きで、休日に近所の川で1人で酒持って燻製したりも。
最初はどのくらい続けるかわからず入りましたが、小林幸司(当時の店長・現こいくる事業部商品SV)から人がいないから助けてくれってすがられて(笑) 彼にはすごく恩もあったので、その恩を返すまではやれたらと思ってたらここまで続きました。
【心がけ】毎日ボイトレ?とにかく元気に!をモットーに。
とにかく営業中は元気に、を心がけています。
最初の頃は役者の仕事とかで疲れてると元気を出すのが難しかったけど、ここで働くうちに地の元気が身についてきて切り替えが得意になりました。
社員さんとか僕より年上でも僕よりうんと元気だったりするから負けてらんないですね。
喉も強くなったんですよ。毎日ボイトレですね(笑)
【SUP】前店長と二人三脚でお店づくりをした結果、エースに!
SUP(ステップアッププログラム:アルバイトさんも参加する評価制度)に関しては年齢や出勤数的にもお店のことをちゃんと考えないといけない局面が多くて、社員さんとも密にコミュニケーションを取った結果ここまで上がったのかな。僕が上がらないと下の子も上がれないですしね。
前任の船越店長(現・武蔵小杉店店長)からは、ここだけ頑張ってくれたら上げられるから頑張ってってピンポイントで言ってもらえたので、それを実践しました。トレーナーとして教育ができるか、在庫管理とかレシピに対しての理解度があるか、売上げに対しての食材費の割合の管理ができるか、などその辺を一緒にやってきたのが上がる要素になったんだと思います。
【教育】お店での自分を客観視して自己プロデュースしよう
新人さんに教える時はなるべくその子の話を聞いてあげることを大事にしています。
最初は何がわからないかがわからないと思うので、なるべく自分が話しかけやすい雰囲気を出して何でも聞いてねって伝えます。人として仲良くなるのが第一ですね。美味しいまかないを振舞ったり、雑談したり。怖いおじさんじゃないよーって(笑)
結構自分なりに仕事のことを考えてきてくれる子も多いので、それを無下にしないようにしつつ、この方がいいかもねってゆるっと導いてあげる、とバランスを取っています。
あとメンタル面はちょくちょく言います。気分で仕事するのダメだよ、とか疲れてても頑張ろうねとか。僕自身、気分でパフォーマンスは変わらないタイプなんです。睡眠不足でガクッとくることはあっても声だけは出そうと努力してるので。みんなに散々言ってるのに「ショータさんできてないじゃん」って言われないようにちゃんとしてないとなって。
っていうか、究極お客さんから見た時に元気そうに見えさえすればいいと思っています!それって接客業として必要なセルフマネジメントだと思うんですよね。見え方は1番意識してますね。セルフマネジメントって若い子に言っても難しいから、いかに自分がどう見えてるか自分自身で理解することが大事だよって噛み砕いた言い方をしてます。
私生活でちょっと嫌なことあってもお店の前の階段を上る段階でスイッチ入れようって。
僕は役者でもあるので、どれだけ人前での自分を自己プロデュースできるかが鍵だと思います。
後輩からは仕事で悩んでるとか怒られる理由が納得できないとか相談を受けることも多いです。そういう時に「こう考えてみたら?」とか具体的にアドバイスを言える関係性を築けてるつもり。相談してくれた子も話した後はへこたれずに納得してくれることが多いです。もちろん言い方には十分気をつけて言ってます。アフターケアも大事!
自分に何が足りないかわからなかったら身近な人に聞いてみるといいと思います。
仕事ができるだけじゃSUPは上がらないので、人から見た自分はどうなのか、客観的な意見を大事にしてみる。
人の好き嫌いなくしていろんな人と喋ろうね、それが自分の成長にもつながるよって伝えるようにしています。
【成長】役者でも役立つ「雑談力」が身に付いた!
元々コミュニケーションが苦手な方ではなかったんですが、ここで働いたことでレベルがもうワンランク上がりました。若い子と働くと若ぶれますし(笑) エネルギーもらえます。
社員と後輩の子たちの間にいる立場なのでいい意味で八方美人が上手にもなりました。
個人の感情に振り回されないように喋るというのは気をつけています。
渋谷って人が定住しづらい街なんですけど、意外と常連さんも多くて。僕はキッチンにいることが多いけどなるべくホールに出てお客さんと仲良くなったりもします。
役者の仕事は固定のメンツじゃなく毎回クラス替えみたいな感じなので、そこでの打ち解け方は『もっくん』でヒントを得ましたね。雑談力がつきました!
【働きがい】辞められない理由が多すぎる!
辞めたいと思ったことはないですね。仲良くしてきた人が辞めると寂しいけど。
大変だなってことはあっても、それを上回る楽しさがあるので辞められない。
燻製の匂いがつくのが最初はちょっと嫌でしたが(笑)
店が満席になっても効率よく営業を回せている時は俺すげぇって自己肯定感上がります。
でもお客さんに「美味しい」って言ってもらえることが一番満足感を得られますね。
ホールスタッフたちも「〇卓さんから”美味しい”いただきました!」ってキッチンに教えてくれるので、頑張れる。
後輩を育成するのもやりがいですね。入った当初元気なかった子も元気いっぱいやってるのを見ると嬉しいなって。みんなに自主性が生まれてくるのを見ると気持ちいいです。みんなが育ってくれると俺がもっと楽できるから頑張ってねって伝えてます(笑)
【感謝】相談しやすいされやすい、素敵な環境
俺を採用してくれた小林さん、別業態でがんばってる?
たまに電話して「戻ってくる?」とか冗談で話してます(笑)
彼とは色々な話したので頑張ってほしいな。
前店長の船越さんは友達みたいな関係。1番相談しやすいって言ってくれたんです。
色々大変だろうけど頑張ってね。
業態トレーナーのにーやん、いつもパワフルをありがとう。
1店舗に1にーやんは必要です。お店が明るくなるし、ベテランの経験値からお店づくりを導いてくれるので助かってます。
【楽しい】身近な人をまず幸せにすることで、遠くの人も幸せに。
僕にとって「楽しい」でつながるって単純ですけど一緒に笑って一緒に飯食えば楽しいじゃんってことなんです。会ったことないテレビの向こう側の人を幸せにするのは難しいけど、自分が手を広げた時に触れられる人だったら笑顔にできる。それがつながっていけば、テレビの向こう側の人もいつか幸せにできるんじゃないかって思ってます。
【社員コメント】丸山さん&船越前店長
丸山さん(写真右):
ショータさんがいるとお店の空気が明るくなります!まさにムードメーカー。
現状で何が最適解なのかをバイトと社員両方の立場に立って発言してくれてると思います。緩衝材のような存在です。
でもしっかり注意もできるし、フォローも上手なので僕より社員ぽいかも(笑)
役者として早く成功してほしいですね。卒業する日が楽しみです!
船越前店長(写真右):
ショータは万人受けするような人柄です。スタッフにもお客さんにも均等に接するし、良い距離感で砕けて話してくれるので僕としてはすごく助かりました。
年度が変わって新しい子とチームつくっていくとなったらショータの力が絶対必要になるので、一緒に協力してくれたらと思います!
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