2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。

各店舗、各店長の自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。

そこで！各事業部長達から「みんなの参考になりそうな取り組みをしている今アツい店舗&店長」の情報をいただき、ノウハウを赤裸々に聞き出してきちゃうこの企画！
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」！
第17回は「ガブ飲み処 鬼ぞりゴリラ 柏店」をご紹介！

店舗理念は『皆が人との繋がりを楽しめる心の居場所を創る』

私の店舗理念は自分自身の過去の体験から『皆が人との繋がりを楽しめる心の居場所を創る』で、簡単に言えば自分も含めて、みんなの心地良い居場所をつくりたいってことです。コロナを経験して、誰もが寂しさや孤独を感じたと思うんですけど、いつでも誰かがいる安心感のある場所で楽しく過ごしてほしいって想いをこの理念に込めました。

お客さんを自分のお店だけに囲い込むより、お店ごとたくさん繋がってコミュニティの輪が大きくなる考え方の方が好きで。お客さんにとって居場所の数が増えるのは純粋にいいことですよね。ファイブのお店がたくさん集まる吉祥寺で働いてた時に、それをすっごく感じました。

”人と繋がり居場所を増やす”チームビルディング

柏って、他にファイブのお店もないし、スタッフの子たちがつるんで外に行く文化が以前はあんまりなかったんです。

でもみんなには視野を広げてほしいし、人と人の繋がりで居場所を増やしてほしくて…店長として柏店に赴任してからはみんなとファイブフェスに参加したり、他の街までファイブのお店に飲みに行ったりして、他店の子たちとも繋がる機会を積極的につくってきました。

そうやって「人と繋がる」を中心に置いて、みんなと考え方をあわせながら、必要ならとことん話し合って、店舗理念の体現に務めてきました！

SUPの活用と徹底した役割分担

SUP面談だけはどんなに忙しくても、店長である自分だけがやってます。

「教科書」が明確じゃないと、みんなも混乱しちゃうので。「言ってることがブレない」ところ、それをちゃんと実行するところには自信があって、だからみんなもついてきやすいんじゃないかな。

面談は自分でやるけど、育成やトレーニングの部分はなるべく他のスタッフに任せて、役割分担を明確にしています。「まるっと人に任せる」っていうのは勇気のいる決断だったけど、そうすることで自走する組織にできたと思います。

成長のきっかけは店舗リニューアル

店長になってから1年目は店責になったらやってみたかったことをがむしゃらに色々やって、２年目は立川店との兼任もあっていっぱいいっぱいになっちゃったんです。３年目に店舗がリニューアルされて、０からやり直すつもりで、自分やお店のことをじっくり見つめ直しました。

それで、みんなが憧れてついてきてくれる「かっこいい店長」になろうって決めたんです。かっこいい店長の下で働く方が、みんなにも箔がつきますからね。

これまでの成果で明確に自慢できるのは、チームワークの高さかな。スタッポでもこっちからはぜんぜん促してないのに、みんなが満点をつけてくれたんですけど、これ、もしかしてすごいんじゃない⁉って（笑）

あとは、最後の８月に800万円を目指して達成できたことも大きかったですね。狙ってたわけじゃないんですけど、８月売り上げで歴代最高になりました。

ただ私としては、売り上げよりもこの子にこんな経験をさせたいという想いの方が強くて、だからお店ではアルバイトさんを主語にして話すことが多いですね。

スタッフ全員が活き活きと働いていることが成果に繋がっていると思います。

お手本の先輩たちを見習い「かっこいい店長」として自分をブランディング

営業に関しては鬼ゴリ浜松店の姉御や元所沢店で現在は町田店のRIOちゃん、トレーニングは事業部SCのなるみさん、みんなの前で喋るときは事業部長の拓ちゃんやブランドディレクターの俊喜さんを参考にして、かっこいい店長を目指してきたんです。今まで関わってきてくれた人たちのいいところをもらいながら、しっかり「自分をブランディング」しようって、色々やってきました。

喋り下手を直したり、大きかったと思うのはオンオフの切り替え！姉御が「駅から店までの道のりで切り替えてる」っていうのを聞いて、自分も意識しはじめたんです。それまでは仕事中でも素の「小野瀬紗希」が出ちゃう瞬間があったんですけど、店長として自分のあり方の芯が定まってからは迷わなくなりました。

柏店を一緒にリードしてきたスタッフたち

柏店で私の理念をしっかり理解して、本当に頑張ってくれた子たちの中から紹介したい子が２人いるんですけど、まずは…

テナー！
リニューアルオープンしてからブランドやファイブのセオリーをいちばん体現してくれた子です！

人に何かを言うのが苦手だったけど、私がこだわって欲しいことをみんなにいちばん伝えてくれてました！あと、私の理想の店舗像にある「人との繋がり」を、皆を巻き込んでいちばんやってくれていました！

柏は元々ファイブのお店も近くになくて、お店の中だけで完結させていたことが多かったのですが、私が色んな人とか店舗と関わってほしくて他店舗交流を積極的にやっていて、それを一緒にやってくれたのがテナーでした！

もう一人はピース！
チームビルディングにおいて私の右腕的な存在でした！私の理想とかやって欲しいことをいちばん理解してくれて、下の子たちに伝えてくれていました！

面倒見が良く、後輩たちの相談にも乗って、そこで解決できない意見は私にあげてくれて、2：6：2の法則でいう、上の２として活躍してくれたから、本当に助かりました！

育成もいちばん力を入れてくれていてピースを尊敬してたり慕っているアルバイトも多かったと思います！それを活かして9月から社員になって立川で働いてくれてます。

今後は同じ社員として一緒に働けることを楽しみにしてます！

スタッフにとってのお店の変化

テナー
リニューアル以降はそれぞれの立場が明確になって組織としてまとまり、みんなが責任感を持って、自分の意見を出し合いながら、良いお店づくりができるようになりました！

ブランド体現項目の担当をしっかり決めたのが大きいんじゃないかな。あとは今までよりもっと楽しくなりました。スタッフがただの仲良しじゃなく、一歩上の楽しさにたどり着いたと思います！

きゃりーさんは全員にちゃんと向き合ってくれて誰も見放さない、店長としてカリスマ性があって、隙がないんですよ。まあ、飲むと出てくるんですけどね、隙（笑）

店長さんって、特にアルバイトさんからすると話しかけづらい雰囲気の人もいると思うんですが、きゃりーさんはぜんぜん違って、すごく話しやすいです。きゃりーさんのおかげで他店舗との交流をするようになって、視野も繋がりも広がりました！

ピース
僕は社員になったばかりで、店長になって自分の理想の場所をつくろうって頑張っているところです。鬼ゴリがまさに僕の理想とする場所で、そこで尊敬できるきゃりーさんに出会って、この人を超えたい！って思いました。

きゃりーさんは面倒見がよくて、育成にすごく力を入れてくれました。マンツーマントレーニングをしっかり取り入れてくれたおかげで、教える側、教えられる側、両方にとっていい環境が整いました。

あとはみんなのコミュニケーションの量が増えて、ホールとキッチンと分け隔てなく、愚痴が愚痴で終わらない、建設的な会話ができるようになりましたね。

柏店の今後の展望

柏店には、地域の繋がりがまだあまりないから、そこを強めていって、この街にあって良かったと思われる店にしてほしいです。そこが私の思う柏店の伸びしろですね！

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