【また来たいへの道-vol.11】兄弟ブランドがいいライバル。「自分たちらしさ」と「負けず嫌い」で店舗を磨く
今月は「また来たいKPI」(お客様からの支持率を測る各ブランドで設定された指標のこと)の数値を伸ばし続けている、『牛かつもと村』の兄弟店、『牛かつ いろは』さんにインタビュー!
また来たいづくりのポイントや、『もと村』ブランドへの対抗心を塩沢店長と武田女将に聞いてみました!
※新型ウイルスの感染拡大防止は徹底した上で、一部撮影時のみ、マスクを外しております
1:【指標】ご新規のお客様の次回来店をつくる
【塩沢店長】
『いろは』では、お客様が「また来たい」と思ってくださっているかどうかの指標を、お店のLINEの新規獲得率に置いています。『もと村』さんと合同のランキングでも毎回5位以内はキープし続けていますね。
毎月の獲得件数はだいたい400件前後。ご来店の約半分を占めるご新規のお客様のうち3割くらいの方が、次のご来店を見据えて登録してくださっている数字です。
2:【成果】『いろは』らしさの追求と、アルバイトさんのやりがいUP!
【塩沢店長】
これまでにも、googleBusinessや中国の口コミサイト「大衆点評」などへの評価などを指標に置いてきたのですが、今回の指標に変更してからは
・自分にとっても身近なLINEでおすすめしやすい
・合同ランキングにより『もと村』ブランドさんと成果が比較しやすい
ということで、アルバイトスタッフさんの動きがすごく変わりました。
加えて、武田女将と新卒の藤波さんがそのタイミングで仲間に加わってくれたことで、口下手タイプの僕とアルバイトさんをつないでくれ、チームワークをあげて『いろは』らしさづくりを深めていけたのも大きな成長の要因です。
アルバイトさんからの「今日何人登録してくれたんですか?」「こんなお声掛けにしたらお客様喜ぶと思うんですが!」などの声がどんどん増え、毎月集めている従業員の働きがいアンケートでは「やりがい」の項目が10点満点中平均9点を超えるようにまでなってきました。
【武田女将】
もともと私はイラストが好きでよく描いていたんですが、前に居た店舗の店長さんが「絵うまいね!お店のもの描いてよ!」と言ってくれたのがきっかけで、POPなども描き始めたんです。
それを塩沢店長も知っていて、『いろは』らしさづくりの一環として店内のものは全部私の絵にする!と言ってくれました。
大好きなお店に自分の絵が使ってもらえるのはすごく嬉しいですし、やりがいになっています。
3:【取り組み】適材適所で「お任せする」
【塩沢店長】
武田女将たちが来てくれたタイミングで、まずは役割分担をしました。
もちろんホールもキッチンも関係なくお店全体でお客様をおもてなししますが、「みんなで全部やる」から、「それぞれの輝く場所をしっかりやる」方向に変えていきました。特に、接客で輝くタイプのスタッフさんにはしっかりホールに出てもらい、ご新規のお客様と接点を持ち親近感を持ってもらえるフォーメーションに。
指標のLINEもただ登録してもらえばいいわけではなく、「また来たいな」と思っていただけたお客様に、お得なキャンペーンやクーポンを受け取れるLINEをご案内することで、次回ご来店のきっかけにしていただくことが目的です。
ですので、まずはお客様の気持ちをつくるのが上手なスタッフさんを信頼して、そのコミュニケーションをお任せすることにしたんです。
【武田女将】
その結果、特に前から在籍していた佐々木さんというアルバイトさんにめちゃくちゃ火がついて!50代のアルバイトさんなんですが、今お店全体をパワフルに引っ張ってくれています。
自分が出勤していない日にすごい獲得数であれば、「昨日あんなすごい結果出したの誰!?どんな工夫したのか聞かなくちゃ!」と本当に主体的に生き生き楽しそうに取り組んでくれていますよ。
【塩沢店長】
佐々木さん、いろはだけじゃなくてランキング内の他の店舗さんの取り組みも僕に質問してきてくれますよ。バイタリティがすごい!
4:【取り組み】小まめに共有して話題に出す回数を増やす
【塩沢店長】
もちろんお任せしっぱなしじゃなく、その成果は小まめにみんなで振り返ります。
具体的には、毎週ランキングが出たらすぐに店舗のLINEグループで共有。ランキングはそれぞれのスタッフにも届いていますが、見逃し防止で必ず店舗LINEでももう一度送って「今週のランキング出てるよー!見た?」とチャットで声掛けしています。
【武田女将】
このおかげで興味が濃かろうが薄かろうが、自分たちの成果の数字を知らないスタッフさんはうちにはいないですね。
【塩沢店長】
これに加えて、今週の着地の数字の見込みだったりを朝礼でも話し、件数やその日活躍した人の話を毎日店舗のLINEグループで流しています。
獲得するためのコミュニケーションは女将たちを中心に、分析やフィードバックを僕がやっている形ですね。
とにかく小まめに、情報に触れてもらう回数を担保することを心がけています。
5:【効果】お客様とのコミュニケーション増!これからもっと『いろは』らしさにこだわっていく
【塩沢店長】
コロナ禍で飲食業が一律しんどい中でも、この指標に向き合うことを通じて、お客様とのコミュニケーションも増え、少しずつ『いろは』の常連さんも増えてきました。まずは関わらないと「また来てくれますか?」って聞くこともできないですからね。
【武田】
単純に「ご来店ははじめてですか?」「LINEって普段使われてますか?」などお客様に話しかける回数が増えることで、そこから何気ない話で盛り上がったり、お客様のご要望に気づけるチャンスが増えました。
「いつもありがとうございます」ってお声掛けできる顔を見知ったお客様が増えていくのは本当に嬉しいです。
お客様のほうでもお店のことをちゃんと覚えていて「引っ越しちゃったけど、久しぶりに東京来たから寄ったよ!」と声をかけてくださる方もいらっしゃったり。私はお店のInstagramもやっているのですが、コロナでなかなかご来店が難しい遠方のお客様ともSNSでコミュニケーションし、つながり続けたいです。
【塩沢店長】
コロナが収まったら『いろは』のファンです!とおっしゃってくださるお客様と一緒に独自のイベントをしたりしたいと思っています。
「この仕事頑張って、終わったらいろは行こう!」といった感じで、お客様にとっても、スタッフにとっても『いろは』の存在が日常の頑張る糧になるお店でありたいですね。人生の活力になれるお店づくりを続けていきます!
+:【サプライズ】女将から塩沢店長へ
なかなか普段まっすぐに感謝をお伝えできていないのでこの場をお借りして。
不器用ながらも時間を割いてお話をする機会をくださったり、ちょっと照れくさいようなことも声かけてくださったりしてくれて、いつもありがとうございます。
私も感情的になることもあり、意見のぶつけ合いになることも多いですよね…(笑)ストレスを溜ませてしまっていないかと少し心配しています。
そんな毎日ですが、なんだかんだ私が『いろは』に居続けているのは、塩沢さんの芯の優しさやみえないところで努力をしているところを知っているからです。
これからも不器用な私と藤波ちゃんですが殿をしっかり支えられるよう努力していきます。
キュートな藤波とビューテフォー武田より。
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