【5IVE PEOPLE】ファイブゴンチャの若手NBDが挑戦の先に見つけた女性リーダーとして目指す場所|地徳冬海
「自分のことより人のことで悩むことが多いんです」その言葉通り、周りの人への気持ちが
溢れ出すインタビューでした。ゴンチャへの想い、価値研への想い、そしてファイブのファイブグループの未来について語っていただきました。
就活も未経験!“ワクワク”だけで飛び込んだファイブゴンチャ
ファイブグループに入社する前はカフェでアルバイトをしていました。
25歳になった頃、そのカフェの社員さんから「この先結婚して出産したいなら、今のうちにちゃんと正社員になった方がいいよ」って言われたんです。「確かにそうだな」ってなって就活を始めました。でも私は大学を2年で中退したのでいわゆる就職活動が未経験で、どうやって仕事探す?ってとこから始まりました。
とりあえず求人サイトを見てみたら、カフェのオープニングスタッフ募集というファイブゴンチャの求人があって。正社員は未経験だったので不安だったんですが、オープニングならいけるかなとその求人をクリック。
そこにあった創業理念の「関わるすべての人が楽しくなれる環境をつくること」っていう文言を見て「いいかも」と直感的に思いました。”楽しい”にフォーカスしてる会社なら本当に楽しく働けるかもなって。一応他の求人サイトも見たんですけど、ファイブの創業理念が自分の中では1番気になったので落ちたら次また探そう、くらいの気持ちで応募しました。
いざ面談って時までファイブがどういう会社かも調べずに行ったので居酒屋がメインの会社と聞いて驚きました。「もしかしたら居酒屋業態に異動もありえるかも」と言われて、正直その時は居酒屋で働く気はなかったんですけど断ったら受からないかもと思って「はい、わかりました」って(笑)
結局その場で「内定です」って言われて、その後業態長とも面談させてもらいました。
あまりにもすんなり決まったので前職の周りの人には心配されましたね。
私自身がお給料や時間数などの条件面を一切確認してなかったので「本当に大丈夫なの?内定通知書もらうまでは辞めるって言わない方がいいよ」って言われて(笑)
でも私にとって働くうえでの大事な価値観は「ワクワクするかどうか」なんです。仕事って人生の中で大部分を占めるから、楽しくないともったいないと思ってます。
適度な“負けず嫌い”と”自己主張”が切り開いたBDFへの道
入社後、1号店の横浜西口店の立ち上げに携わりました。
10月に2号店の赤羽店がオープンして、紆余曲折あって私が横浜西口店の店長に就任。
その後、年が明けて2019年4月にカフェ業態でも初めて新卒を受け入れることになり、トレーナーとしても教育に携わるようになりました。
そこで新卒のトレーナーをやらせてもらったことが自分の中では大きかったですね。
あまりに楽しくて新店の二子玉川店に異動する時に、「トレーナー引き継ぐの嫌だ!私が引き続き最後までトレーナーやりたい!」って(笑) その時しっかり主張をしたらやらせてもらえたので、言ってみれば意外とどうにかなるんだ、諦めちゃダメだって学びました。その時がこの会社に入って最初の大きな転機でした。
2020年にエキュート赤羽店の店長代行になりました。自分より後に店長候補として入ってきた子がいたんですけど、絶対私が先になりたい!と負けず嫌いが発動(笑) 結局コロナ前に店長に昇格させてもらいました。
その後コロナ禍でお店が休業になってからは、店舗のことだけでなくブランド全体のことを考えて行動することが多くなりました。
立ち上げから一緒にやってきた人たちが何人か卒業してしまって、その人たちに自分ができることはなかったのかな、と後悔することも。
店長だとできることに限界があるからどうすればいいのか、当時業態長だった教子さん(現:人財教育部)に相談したところ「だったら全体を見れるBDF(ブランドディレクターフォワード、スーパーバイザーの役割)になったほうがいいね」と言ってくれたんです。ちょうど4店舗目ができるタイミングだったので「やるなら今しかないよ」と背中を押されました。
2022年12月、BDFに昇格させてもらってからは今までと見る視点がすっかり変わりました。
これまでは自分のお店の利益だけを見ていれば良かったのが、全店舗のことを考えなきゃいけないからこりゃ大変だって。でも色々な店舗に行けたのは楽しかったです。
去年の4月くらいに教子さんがファイブグループ本部の教育担当部門に移るかもという話が出て、周りからは「ふゆみんがNBD(業態長)になるの?」って言われ始めました。
その後光藤さんとお話して6月からNBDになると決まったんですけど、私自身が割とフワッとした感じで生きてるから「私で大丈夫ですか?」ってなって(笑)
でもちょうどマネジメントラインの再編でゴンチャが価値創り研究所に仲間入りしたので、福田さん(価値研事業部長)や周りの人が頼りになる存在になってくれて。1人で全部やらなくていいんだってわかったら安心して頑張ってみようかなと思えました。
私はゴンチャの立ち上げから関わっているし、ブランドのことをわかっているのでみんなに寄り添うことは誰よりもできるという自信があったのも大きいです。
入社した時は店長をできたらいいな、くらいで未来のことなんか考えていませんでした。
思い返すと予想外なことばかりですけど、結果的にはこういうキャリアを歩めて良かったと思えます。
立場を超えて刺激しあえる環境
カフェ業態所属なので普段はA研(居酒屋事業部)の人との関わりが少ないんですが、研修で一緒になった人たちが名前を覚えて、会うと呼んでくれるのが嬉しいです。
ハルさん(こいくる事業部BD)とか霧生さん(こいくる事業部BDF)とかが「ふゆみんが昇格して頑張ってるの見ると自分も頑張ろうって思えるんだよね」みたいなこと言ってくれるんですよ!自分より先に立場のある役職をやっていた人たちにそんなこと言われるなんてすごく励まされます。その人の頑張ろうって思うきっかけの一つになれることも嬉しいですね。
あとは日々のミーティングで、ゴンチャの子たちをどう育てるかとかブランドをどう大きくして価値研やファイブに貢献していくかというのを、メンバーみんなで考えられているのがとてもありがたいなって日々思います。
本音でつながる覚悟を持って関わり続ける
普段は自分のことより人のことで悩むことが多いです。
辞めたいってなった子に対してもなんで悩んでいることに気がついてあげられてなかったのかなって反省したり。
なるべく溜め込んで一人で爆発させたくないから、関わる人とは本音で話したいと思っています。だから新人さんにも最初に「思ったこと何でも言ってね!逆に私も何でも言うから」って言っちゃいます。
年齢とか性別とか役職とかで見ないで、一人ひとりと人として関わっていきたいと思っています。
人に対して諦めたくないんです。
みんなの人生の一部を預かっているので、関わるって決めたら最後まで関わり続けたいと思っています。立場上いろんな矢印を向けられることもあるけど、そこでちゃんとみんなの気持ちを受け入れて、どうすればいいかを一緒に考えていきたいです。
関わった子たちの人生が豊かになってほしいというのが私の中のテーマなんです。
もしこの先ファイブ以外で働いたとしても楽しく生きていけるように関わりたいし、ゴンチャで経験したことを今後の仕事でも役立たせてくれたら嬉しいです。
店舗の子をトレーニングしていると、今の子って自分のことをあまり好きじゃないみたいでもったいないなって思うんです。私が見る限りいいところいっぱいあるのに、無駄に人と比べて卑下してるなってことが多くて。でも「ふゆみんの言うことならやってみる」ってついてきてくれる関係性ではあるから「あなたの信じてる私が、あなたは大丈夫って言ってるんだからその言葉も信じて」という伝え方をしています。
辛い出来事も視点を変える“グッドグラス”に共感
ファイブの魅力は何と言っても人と考え方です。
楽しむ努力とかグッドグラスって当たり前だけどできない人も多いじゃないですか。でもファイブはそこにとことんこだわるところがすごい。
5、6年前の社長講和で「辛いことがあってもどこかの部分は絶対に前向きに捉えることができる」という話が印象に残っています。
ファイブに入社する1年前に母親が亡くなったんですが、母が病気になってからは自分が家計を支えていました。その間は自分がしたいことよりも、この家庭をどう守ろうかを考えて生きていました。母が亡くなって改めて自分の人生を考え始めたんです。
そのタイミングでファイブに入って、社長のお話を聞いて「悲しいことがあってもその後の人生は自分の考え方次第で良くも悪くもなっていくんだ」と気がつきました。
そういうグッドグラスの考え方に共感する人たちが集まっているファイブって素敵だなって思います。
キャリアも家庭も諦めなくていい職場環境を!
今後は女性の働きやすさがもう少し向上するといいなと希望を持っています。
今、徐々に研修などは整備されていますけど産休や育休を取る人が復帰後も働きやすい環境をつくっていきたいと思います。
子宮頸がん検診も義務化するといいな。いまのところ任意サポートはあるんですけど、働いてる女性はなかなか行けないことも多いから年齢制限を設けて義務化してもいいんじゃないかなと考えています。
個人的には結婚・出産をしたい。幹部職と両立できてる人って多くないので、こういう働き方もできるんだって若い子たちが未来を描けるようにしたいですね。
自分の働き方がゴンチャや価値研やメンバーたちの今後に関わってくるというのは常に意識しています。
それに伴って女性リーダーも増やしたいです。新卒の中には自分でカフェをやってみたいって入ってくる子も多いんですが「ゴンチャではカフェ業務をやりたいだけで、責任者をやりたいわけではない」という子もいて。でも責任者になることって色々なスキルを学んで経験をしていくことなので、将来的にカフェをやりたい人にとっては必要なことばかりなんです。大変だとは思いますが挑戦してほしいなって思います。
“自分のままで輝く”お手伝いをします!
ファイブグループは楽しいことが好きな人、人のために何かしようって思える人におススメです。
もちろんお金のために働くのもいいんですが、それだけじゃ自分の心は満たされないんじゃない?と私は思います。誰かのために何かをすることは自分自身も豊かにしてくれる。料理のスキルや業務的なことは他の飲食でも学べるけど、ファイブは人の価値とか豊かさを磨いていける場所なんだと思っています。
ファイブに入ったとしてもやりたいことないよって人も大丈夫。最初はわからなくても、周りの人が一緒に考えて掘り起こしてくれます。もしファイブに入ってくれたら私がいつでも話を聞きます!そしてあなたのままで輝けるにはどうすればいいか一緒に考えます!
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