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モットーは”give & give”。常にベクトルが”人”へ向く新卒3年目スーパールーキー店長の”愛し愛される”お店づくりに迫る。

2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。

自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。

そこで!各事業部各店舗ならではのノウハウを赤裸々に聞き出しちゃうこの企画!
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」!
第22回目は「スパゲッティーのパンチョ 新宿南口店」をご紹介!

店舗プロフィール
スパゲッティーのパンチョ 新宿南口店
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木二丁目9番5号 FPG links SHINJUKU Terrace 地下1階(森本ビル)
電話番号:03-6276-8612

店長プロフィール
植木祥多(24)
新卒3年目にして新宿店では店長を務め、新宿南口店でも店舗責任者業務を担う。
趣味は読書。最近は1on1やコーチングなど店長業務に役立つ実用書を読む日々。

今回、代表店舗に選ばれて正直びっくりしました。繁盛店シリーズ記事は読んでいましたが、自分のお店が取材対象になるなんて、という感じです。

【理念】「人を愛し、人に愛されるお店」

「愛する」って言葉は固く聞こえますけど、簡単に言うと「与えること」
スタッフには「give & take」より「give & give」を大事にしてほしいといつも伝えています。
お客さんに対してもスタッフに対しても感謝の気持ちを常に伝えてほしいんです。

お客さんがいろんな飲食店の中からパンチョを選んでくれることにも感謝したいし、一緒に働く人たちに対しても普段から”承認・称賛”の細かい声がけを忘れないでほしい。
そういう日々の取り組みが「ここで働くの楽しいな」って思えるような雰囲気に繋がって、「give & give」に繋がっていくのではと思っています。

そうして、このお店がお客さんにとってもスタッフにとっても誰かに紹介したくなるお店になっていけばいいな。

そして「やってみること」「やりきること」「やり続けること」も大事だと思います。
お金を稼ぐために働く、という人もいるかもだけど、僕の想いとしてはそこだけで終わってほしくない。働く中で成長とか人との繋がりを持てた状態で次のステップに進んでほしいんです。

チャレンジをサポートする環境も整ってるから、どんどん新しいことやってみてね」って面接とかでも伝えています。

【成果】あらゆる要素でトップスコアをキープ

パンチョのモデル店になる、のを2024年テーマとして今年取り組んできました。

QSC(クオリティ、サービス、クレンリネスの略)は基本的に高水準で、常にパンチョ全体の平均を超えている状態。
NPSスコア(お客さんがお店をどれだけおススメしたいかの指標)は60点を目標として毎月54点くらいを維持していて、10月に60点を初めて超えました。これはパンチョ業態で1位の点数です。

高水準を保つための取り組みとしてはOJT(オンジョブトレーニング)を強化しています。新宿南口店はパンチョの新入社員のトレーニング店舗になってるんです。

最近はアルバイトも含めちょうど入れ替わりの時期で、僕とアルバイト4人以外の残りの20人くらいは今年入ったスタッフ。でもスタッポ(スタッフの働きがいアンケート)は5点満点中4.8をキープしていて全社でも数回TOP10入りしています。

今年の10月にあったジャパンフードセレクション(2万3千人のフードアナリストによる日本初の 食品・食材の審査・認定制度)ではパンチョ代表として新宿南口店が審査評価され、グランプリを取ることが出来ました。 大手含め数多くの飲食店がある中で、審査候補としてノミネートされるだけでもスゴいのに、グランプリが取れて嬉しかったですし、日頃から一緒に働いてくれるみんなに感謝です。

リファラル採用については紹介で入った子が5人で、今月もう1人入ります。来年は社員として1人入ります。店の1/3くらいは紹介。紹介するって相当おすすめの気持ちがないとできないことだと思うので、理念としている「働きやすさ」「安心する環境」がちゃんと作れてる結果かなと思ってます。

【取り組み①】新人のやりがいを育む”任せる”教育

トレーニングに関しては、普通に業務を教えてもみんな勝手に覚えてくれるだろうけど、僕が大事にしたいのはその先。その子の「できる」が増えて自信に繋がってほしい。本人の気持ちの部分にも寄り添って教えてねとトレーナーや社員には伝えています。
スキルだけじゃなくて気持ちの部分も見ないと、ここでずっと働きたいにつながらないと思う。僕はその教え方を教える、という役割です。

うちはとにかくポジションを任せるまでが早い。働くスタッフのやりがいをつくるというのが目的です。そのためにはこちらがサポートする気持ちを示して信頼関係を築くことが必要になります。それもまたgive & giveに繋がるんですけど、困ってそうだったら声をかけたり手を貸してあげる雰囲気があると新人さんも安心して働けますよね。

教える側は教わる側の理解度とか、どう伝えたら飲み込みが早いかとか相手目線で考えながら教えています。それを店全体で共有することで、じゃあ次これ任せようと段階を踏める。

「任して任さず」という松下幸之助の言葉の通り、任せるにも放り投げるんじゃなく気を配りながら助けるということを大切にしています。
普通の会社だと新入社員は教わる一方なことが多いけど、ここでは早い段階で教える側に回るので経験としても貴重かも。成長の機会を与えたいというのが一番です。

【取り組み②】外国人スタッフ育成の鍵は”言葉の管理”

社員の中には特定技能採用の海外国籍のスタッフさんも多いですが、僕自身が外語大出身というのもありいろんな文化や考え方の違う人たちと生活してたので、特に戸惑いもなく普通に接してる感覚です。
ただ最初は何が違うかわからないので、面談でヒアリングして理解を深めていきます

外国人スタッフさんにトレーニングしていく中で「言葉の管理」が大事だなと改めて思いました。どうしたら相手に伝わるか考えながら、身振りや表情もあわせてシンプルな言葉で教えるので日本人相手でも教えるのが上手くなるんですよ。
あとは、自分の理想の店長に近づくためにも普段何気なく使う言葉も気をつけたりしていますね

そしてインバウンドのお客さん相手に母国語で接客できるのは強いです。元々海外のお客さんは多かったんですが、外国語のメニューも作ったのでさらにスムーズに来店してくれるようになりました。
ちなみに外国語メニューは企画から携わって全店に導入されたんです!
業態全体に関わる貢献が出来て嬉しかったですね。

【取り組み③】数字が見えると世界が変わる

去年の11月あたりから数値報告書をまとめる業務を担当しています。かずさん(BDF)からこの数字がこう繋がって利益になる、という基本的なところから教えてもらいながらですが。この歳でこういう経験ができてありがたいですし、お金の流れもわかって予算内でこういう新しい施策できるかなって分析もできるように。

数字のことをやらずお店を回すだけだったら、こういう視点がないまま時間が過ぎていたと思います。

社員の中でもこういう業務やってみたいって人もいるので、僕が教えることも。マネージャー的な視点も経験できてありがたいです。

【信条】”人”がいるからお店がつくれる

僕が大事にしている「我以外皆我恩師」という言葉があって、自分以外のすべての人は自分の足りないことを教えてくれるという意味です。何に取り組むにしてもみんなの意見を汲んでお店をつくっていったほうがこういう視点あるんだって気づきが多いですね。

貰ったリクエストを実際に形にすると、アイデアを出したスタッフ本人もお店づくりに関われてるって実感に繋がるみたいで、最近は聞かなくても色々意見を言ってくれます。

一緒に働いてるスタッフにとってこのお店が居心地のいい場所になったり、成長や前に進むきっかけになったらそれが僕のやりがいです。
お店づくりに必要なのは人、物、金の順人が7割くらいを占めてると思っていて。何においても人から始まって人に終わる利益は勝手についてくるんだと思います。

【挑戦】一人ひとりが夢を描ける場所に

スタッフのグローバルさを活かしたメニュー作成をしていきたいですね。
各国の有名なメニューとかトッピングとか。パンチョをもっと知ってもらうきっかけにしたいです。

あとはとにかくこの店がスタッフのみんなにとって前に進むきっかけになればと思っています。

僕自身コーチングの本なども読んでますが、スタッフ一人ひとりが目標を持ったり将来のビジョンを持ちながら働けるお手伝いをしていきたい。
僕も何をしていいのかわからない時期もあったんですが、やれることをやってきたからこそクリアになってきたのでみんなにもそれを伝えていきたいです。

【新任店長へ】後悔が残らないように全力でやりきろう

僕は飛びぬけたスキルがあるわけではないけど、誰でもできることを誰もできないくらいのレベルまでやる意識を持っていました。みなさんにも後悔のないようにやりきってほしいです。日々の業務もただの作業じゃなく全身全霊でやってみると見えてくるものがあると思います。

【スタッフコメント】

写真左:ヒエンさん

ヒエンさん(24)/ベトナム出身 社員

新宿南口店の好きなところは、スタッフのみんなが優しくて喋りやすいところです。
忙しくてもチームワークがいいところが大好きです。ずっと新宿にいたいくらい居心地がいいです

私は外国人なので学ばないといけないことが色々あって大変だったけど、キッチンでスタッフのみんなと日々の出来事を話すのも楽しいし、ホールでお客さんが名前覚えてくれたり褒めてくれるとやる気が出ます。お客さんから「あっぱれでした」って言われたことも(笑) 私は「可愛い」って褒めてほしいんですけどね!

祥多さんは私にとってスパイダーマンみたいな人
面談でたくさん励ましてくれるし、白ナポも一番美味しく作るんです。
心から尊敬してます。

将来は祥多さんのような店長になります!

飲食業界を存分に楽しみたい人、楽しさと成長できる環境を見つけたい人、とことん人の「楽しさ」と「可能性」に向き合い対話する人事と話してみたい人は、ぜひリクルート窓口へご連絡ください!

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