【トップランナーの声-vol.3】学生をしながら最年少のアルバイトキャプテンを務める熱い男の もうひとつの青春
2020年度から本格的に始まったアルバイトスタッフの評価制度、「ステップアッププログラム(以下:SUP)」
現場の7割以上を占める約1300人のアルバイトさんの中でも上位5%に入るトップランナーとして活躍されている「エース」もしくは「トレーナー」にあたるスタッフさんに、心掛けていることや働きがいをインタビューしていきます。第3回目は『居酒屋いくなら俺んち来い。』西船橋店所属の「たろう」こと鈴木さんです!
※撮影時のみ新型ウイルスの感染拡大防止は徹底した上でマスクを外してますが、営業時にはマスクを着用しております(2021年3月現在)
1:あのスポットライトは忘れられないです
こい西船にアルバイトで入って、半年くらいの時、2019年F-1グランプリ(各ランキング上位店舗がプレゼンをし、最優秀店舗を決める社内大会)でグランプリをとったんですが、壇上であのスポットライトがあたった瞬間は今でも忘れられないですね。
あの頃は本当に毎日全員で全力で営業できてる実感がすっごくあって。当時はようやく前年比を超えられるようになってから勢いがどんどんあがってきて「(業態)1位狙えるんじゃない??」って社員もアルバイトも全員で「とにかくいい営業しよう!」ってお客さんに向き合ってました。
今振り返ってもちょっとありえないくらい全員の意思疎通がスムーズで。誰が何を言ってもちゃんと全員に伝わって、まさにひとりはみんなのため、みんなはひとりのためが体現されていたような時期でした。
当日の登壇もほぼアルバイト全員が参加して、副賞のグアムもみんなで行って。一生の思い出になってます。
2:一転して苦しかった反動期
F-1の思い出は最高だったんですが、直後にハチさん(鉢嶺店長)の異動もあり一気にスタッフ全体が燃え尽き症候群みたいになっちゃったのが一番苦しい時期でした。
営業にもメリハリがなくなって、チームワークもばらばら。
みんな次どこに向かっていいか悩んで苦しんでたように思います。
僕自身もどうしていいかわからなくなって辞めようかなとも思って。ハチさんや他店の店長さんに相談したんです。
相談するうちに、あんなに楽しかったこのお店で何もできずに終わりたくないなって気持ちが大きくなってきて。まずは「お店が…」じゃなくて「自分の」目標をしっかり持って頑張るって決めて立ち直りました。
年間MVPの個人賞を目指してめちゃめちゃ行動を変えました。まぁ、それも最初は本当にうまくいかなかったんですけど…。
3:ピリピリして空回りして気付いたこと
とにかく自分の行動から変えていこうと、出勤した日は日報にいろんなこと書いたり、営業中も他のスタッフに注意したり。
でも自分が切羽詰まっちゃったら周りがどんどん見えなくなってたんですよね。気を引き締めてやってるつもりだったんですけど「たろうが1人でピリピリしてる」って他のスタッフの目には映ってるって声を聞いてハッとしました。
そこからはもっと話さなきゃダメだって1人1人飲みに誘ったり、電話したりしていきました。上京してから学校以外の唯一のコミュニティが店だったので、そもそもそれを大事にしたいって思えて。なんでも言い合える仲間と一緒に「楽しかった!」ってお客さんも、仲間も、そして自分でも思える営業をしたいなって心から思ったんです。
そこから徐々にお店の空気も変わってきました。
4:キャプテンとして、エースとして
とにかく心掛けてるのは「たかがアルバイトに本気になれなければ、将来やりたい事や夢を叶えても本気になれない」っていうハチさん(鉢嶺店長)の言葉です。
僕は手先も器用じゃないし、あんまりキッチン出来ないけど、お客さんと本気で接するとか、レシートにメッセージ書くとかドアの外まで送り迎えするとか、シンプルに声を出すとか、誰でも心がければできることは誰よりも全力でやるって決めてやってるつもりです。
SUPのエースに関しては今まで自分がやってきたことが認めてもらえたって感覚です。こい西船の店舗理念である「本気になればなんでもできるお店」の体現を誰よりもして、このお店の魅力を後輩スタッフにも伝えて教えていく。
プレイヤーとしては変わらずですけど、自分だけじゃなくてみんなが全力で楽しく働けるようにしていこうって思うようになりました。
アルバイトキャプテンについては実は最初はちょっと懐疑的で。必要なポジションなのかな?って正直思ってたんです。でも「みんなの中心になって点を決めて、みんなにいいパスを出せる。リーダーじゃなくてキャプテン」って役割の期待を話してもらって、引き受けさせてもらいました。
その場の営業だけじゃなくて、近隣の情報も取り入れたりして混む時間を予想して声掛けしたり、店舗のMTGを設計したりもするようになりましたね。
5:間近の卒業に向けて
実は僕、今月で卒業なんです。将来やりたい服飾業界の勉強のギアをあげるために。
最後まで「あいつは最高のキャプテンだった」って周りに言ってもらえるように理想の店舗像を体現する背中見せていきたいですね。自分がお客さんとしてきたときに「あ、伝わってるな、引き継がれて続いてるな。」って思えるように。
あ、でも気張りすぎると空回ることはもう学んだので(笑)キャプテンとして、エースとしてって接し方じゃなくて1人の気のいい兄ちゃんとして接し続けていきます。
入ってきて2年半、最初は年下でわからないことだらけで、でもかわいがってくれる先輩がいて、評価してくれる店長が居て。
仕事って楽しいなって思えたのは、周りが自分を見てくれて関わってくれてたから。みんなが頼ってくれるようになってからは恩返しのつもりでやってきました。
感謝しかないです。店長にも仲間にもお客さんにも。
地元から離れて所属してるグループがここくらいで。すごく僕の世界を広げてくれました。
人生で1、2の思い出だし、本気でやったことは確実に人生の糧になると感じています。
数年後にはかっこいいセレクトショップオリジナルをやってくつもりなので、よろしくです!
ゆくゆくはフェスのTシャツつくったり、ファイブともまた関われたらいいな。
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