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【伝説の繁盛店への道-vol.5】店舗理念や個人の目標を一新して大逆転!低迷から脱した極意とは⁉

2024年1月、ファイブグループ総会にて今年の年間スローガンとして「全店伝説の繁盛店」が発表されました。

各店舗、各店長の自主性とチャレンジを重んじるファイブグループでは、同じブランド内でも店舗によって独自の取り組みがあったり個性があるのが当たり前。

そこで!各事業部長達から「みんなの参考になりそうな取り組みをしている今アツい店舗&店長」の情報をいただき、ノウハウを赤裸々に聞き出してきちゃうこの企画!
連載シリーズ「伝説の繁盛店への道」!

今回は先日開催されたC-1グランプリ2023成果発表会の事業部代表店舗!ファイブグループの聖地 吉祥寺でナポリストたちを魅了し続けている『スパゲッティーのパンチョ 吉祥寺店』のケースをご紹介します‼

【店舗プロフィール】
スパゲッティーのパンチョ 吉祥寺店
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目25−10 河田ビル 1F

最高月商4回更新の記録のキーワードは「全員が主役」

2023年、『スパゲッティーのパンチョ 吉祥寺店』(吉祥寺パンチョ)は華々しい成果をあげ、C‐1グランプリへの出場も果たしました。売上昨年対比112.1%、最高月商4回更新、覆面調査であるファンくるのスコア年間平均95.6/100、社内での月次アンケートによる働きがい9.7/10、チームワーク9.8/10、SUP(ステップアッププログラム)でも全スタッフが1ランク以上の昇格を達成!

とても見事な成績ですが、実は、そのきっかけとなったのはとても苦い経験だったのです。
2023年2月のファンくる点数が17店舗中16位と低迷。この結果を受けて翌3月に開催された店舗ミーティングでは、アルバイトスタッフも巻き込み全員が主役になれるチームとしてより良いお店づくりをするには何が必要か、徹底的な話し合いが行われました。

そしてたどり着いたのは、店舗全体とスタッフごとの目標を新たに設定するという結論。この目標に向かい、スタッフ全員がインテグリティを持って日々の業務に取り組んだ結果こそが、2023年の素晴らしい業績なのです!

1:店舗理念の刷新で行動が変わった

まず取りかかったのは店舗理念の変更でした。誰一人としてスタッフが気にかけなくなっていた「吉祥寺で一番愛されるお店になる」という文言を「吉祥寺に来たらお腹もココロも幸せいっぱい元気いっぱい!吉祥寺ならパンチョでしょ!」に刷新。

お店に足を運んでくれるお客さんたちに「パンチョだけでなく、吉祥寺をより多くの人に好きになってもらいたい!」という想いからでした。スタッフみんなが我が街への愛を込めた店舗理念は、やがて地域貢献の気持ちにもつながっていきました。

大好きな街・吉祥寺のためにできることを考え、毎日オープン前にお店の周辺から駅前にかけてゴミ拾いをしたり、店頭に麦茶を置いたりという取り組みを実施。この麦茶は、お客様はもちろん、デリバリーの配達員さんや、単にお店の前を通りかかった人など誰でも飲めるもので、特に夏場にはたいへん好評でした!

2:ブランドバリューをもとに店舗のあるべき姿を具体的に描いていく

店舗理念の変更に伴い、より具体的なモットーや施策も打ち出されました。「パンチョバリューを体現する発信源となり業態全体に良い刺激と影響を与える、ロールモデル店舗になること」という、新たな吉祥寺パンチョのあるべき姿が決められたのです。

パンチョバリューとは極上追求、活力提供、熱々鮮速、気配細部、価値共創の5項目からなるパンチョ全店が共通で目指している価値感です。
こうして吉祥寺パンチョは、この5項目がいつでも体現できているロールモデル店舗を目指すことに。愛あるダメ出しアンケートの全項目において、パンチョ全店で一位になろう!と、新たな目標を決めたのです。

そんな流れの中で、様々な改善策を打ち立てていきましたが、特筆すべきは価値共創の項目をより高める目的で導入された「バディ制度」。ファンくるやアンケートで頂いたご意見を元に具体的な改善案を体現するためチームを組み、リーダーとなった社員やトレーナーがパートナーを対面で指導するというものです。

3:個人目標は”問題解決”ではなく”得意を伸ばす!

以前の個人目標は、できていないことを克服し、できるようにしていくという設定の仕方がほとんどでした。しかし苦手な物事に対するモチベーションは低かったり、保てなかったりで、なかなか目標達成にまではたどり着けないという現状がありました。

そこで逆転の発想! 自分の得意な事柄を伸ばしていこうと考えたのです。
店舗理念をお客さんにも実感してもらうため、そしてお店のあるべき姿を実現させるために自分の得意分野をさらに極め、3ヶ月間で達成させるというコミットを目標に据えました。

とはいえ、自分の長所には案外、気づけないものです。しかし昔から吉祥寺パンチョに根付いていた「営業後に承認賞賛のLINEを送り合う文化」が、自分の強みや良いところを知る絶好の機会になりました!
こうして各自が立てた目標をスタッフィングボードに書き込み、個人の目標をみんなで応援し合える環境をつくっていったのです。

4:パンチョバリューごとの具体的な行動目標を設定&実施! 

〇極上追求
・常に驚きの美味しさを提供できるよう3ヶ月に一度、営業終了後に調理講習を開催。ホールスタッフもパンチョのこだわりをお客さんに伝えられるよう学ぶ。
〇活力提供
・店舗理念にある「元気いっぱい」の体現を目的に全体ミーティングで実施。笑声、山びこ挨拶を常に高レベルで維持するため、全員でロールプレイを中心に行う。
〇熱々鮮速
・いちばん美味しい温度で素早く提供するため、2023年から導入された調理検定を活用し、アイドルタイムに実施。
〇気配細部
・気持ち良く食事をしてもらうため荷物かごは全てのお客さんにご用意。紙エプロンのご案内も提供時から着席時に変更。
・味変調味料の提供も全てのお客さんに確認。それぞれのスパゲッティーに合う調味料のご提案、おすすめの調味料のご紹介などにより、パンチョを期待以上に楽しんでもらえるよう配慮。
・気持ち良いお食事のため店内の隅々まで清潔に保つ。週間清掃の100%実施はもちろん、3ヶ月に一度、深夜清掃を実施。

〇価値共創
・アンケートにいっそう注力。一人でも多くのお客さんの声を反映させるためPOPを見やすくし、アンケートをお願いする理由やスタッフ達の想いも載せ、なるべく答えてもらえるように配慮。
声掛けの内容やタイミングなどを変更。料理提供前、調味料をお伺いするタイミングで「全店で一番を目指してお客様からの声を大切にしているので是非アンケートの回答をお願いします」と改め、料理提供時にキッチンスタッフからも再度声掛け。
・改善策の決定。ファンくるやアンケートで頂いたご意見を元に、社員とアルバイトトレーナーがミーティングで具体的な改善案を出し合い、決定。
・バディ制度の導入。改善策を全員が行えるよう各社員、トレーナーがリーダーとなり、3、4名のグループを結成。リーダーは、パートナーがシフトインした際に改善策を対面で説明し、確認し合う。チェック表もつくり、全員が周知・実行できている状態に。

このように吉祥寺パンチョは、パンチョバリューが他店よりも体現できている店舗になれるよう一人ひとりの強みを活かして、様々な取り組みを行ってきました。その結果…

全店舗の中で最も多く検定取得者を輩出!(熱々鮮速)
アンケートの1ヶ月の取得件数が大幅にアップ!(価値共創)
などの着実な成果をあげ、2023年、パンチョ事業部で最も評価されるという栄えある結果につながりました!

吉祥寺パンチョの取り組みから学べることはとても多いのではないでしょうか。このシリーズでは意欲的な取り組みをしている店舗を今後も紹介していきますので、ぜひともお楽しみに!

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