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【勤続10年表彰企画】挑戦の10年~池田勇人編~

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今となっては…と、語れる話かもしれないが、ほんの7年ほど前までのファイブにはバックオフィス部門らしい部署がそう整備されておらず、どちらかと言えば各店舗の裁量に委ねられてきた。そこへ切り込むかのように、入社後からレシピや食材の管理、流通の体系化などを任されてきた池田勇人。勤続10年を迎えて、今思うこととは?決して口数の多くない「池さん」が一言ひとこと思いを込めて語ったインタビューです!

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▼プロフィール
池田勇人。45歳。通称「池さん」
2010年3月に飲食他社から中途入社。
ファイブグループ初のオリジナルブランドである『とりとん』にて料理長を経験後、社内初の『商品部』更に数年後に『海外事業部』を立ち上げ、現在に至る体制を形作り、両部署の部長を務める。
少なくともファイブが扱うビールと肉は池さんがいないと話が進まないとされる食材のフィクサー。


【はじまり】飲食に始まり、飲食に生きる

私はここに来る前から居酒屋で働いていたことがあって、振り返ってみるとけっこう長いこと飲食業界に携わってきました。ファイブに来る前、一度チャレンジとしてイタリアンに転職したことがあったのですが、そのときに「やっぱり居酒屋って楽しいな」と実感して。それなら、居酒屋の世界でもっと楽しい経験をしたいと思い、色々見ていたなかで最も「中で働いてみたい」と思ったのが吉祥寺のとりとんでした。

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《当時のとりとんチームメンバーとの写真》

いざ入社してみて感じたのは、「”人”で勝っている企業だ」ということ。これは宇佐美部長が話されていた言葉なのですが、まさにその通りだなと。実は私自身、飲食経験があるという驕りがどこかにあったのですが、ふたを開けてみたらついていくのに精いっぱいなんです。でもそれって決してネガティブなことではなく、いい環境に来たなと、時々刻々と仕事が楽しくなっていきましたね。

【転機】入社半年経たずに訪れたコンバート

そんな折、入社して半年も経たない私に転機が訪れました。宇佐美さんから商品部をやってみないかと声をかけてもらったんです。どちらかというと見切り発車に近かったところもありますが、自分がこれまでにやってきた経験を生かしてスタートが切れたことは大きかったです。

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《写真一番左:2012年社員研修旅行にて》

それに、実は自分自身、前の職場では商品部への憧れを強く持っていて。20代の頃に働いていた会社の商品部部長さんが憧れだったっていうところからなのですが、ようやく自分にも夢を掴むチャンスがやってきたか!と、気合いがみなぎったのを覚えています。

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それともう一つ、こちらは予想もしていなかった経験として舞い込んだのが、海外への挑戦だ。「興味こそあれど自分には機会が無いような気がして、どちらかというと自分の人生から切り離して考えていたんです。」と当時を振り返る池田は、何を感じたのか。

ファイブでシンガポールへの出店に携われたことは思いがけずでしたが、自分のなかではかなり大きい糧となりました。実は私自身、日本人として生まれ、日本で育ったなかで勝手に、「日本人ってすごいんだ」と思い込みすぎていたところがあって。俺ってバカだったなと、現地でやり取りするにつけ彼らの能力の高さや頭の良さをひしひしと感じて。そういったポテンシャルをどう生かして共存するかというところが課題であり、やりがいにも感じられました。

【手応え】「達成感」を感じている暇がない

ようやくファイブでも勤続10年となるわけで、ここまで話してきた以外にもたくさんの経験ができましたし、これからも含めて色々な体験ができる環境にあると感じていますが、達成感を感じたことは?と聞かれると「感じている暇がない」っていうのが正直なところで。居酒屋という商売ですから、毎年なにもないっていうのが1月1日だけなんです。そうすると何かに浸っている暇はないですし、もっとやれたことがあったな、次はこうしようって、そういう考えの方が先に来ますよね。

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強いて言うならばと言うか、それでも“これは後世に残せたかな”と思うこととすれば、あとから入ってきた人がさらなるプラスを積み重ねられる素地(線路)を引けたなとは思っています。現時点だって、僕らが現場でやっていた頃より料理のレベルは高くなってるし、教える環境やチェックする体制もレベルが高くなってきています。それは、ここまで僕らがそういう地盤を作ってきたからかな、と。上積みできる環境ができてきたというのはファイブにとってプラスになった、そこは自負しているところです。

池田は以前、ファイブのお店を訪ねた際「いいなぁ」と思えるメニューが増えてきたと実感したと言う。「もちろんこれまでも美味しい料理やいい取り組みは出てきていたに違いないが、各々が点だったところから線で結ばれるようになり、トータルでまた行きたいなと思える環境が育ってきた」と顔をほころばせた。

【これから】失敗の捉え方と、挑戦への意識

先ほど達成感を感じている暇は無いと言いましたが、逆に後悔が多いのかというと、それもまた違うんです。後悔していることは無いですから。

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《2012年:初の野外炊き出しの社内FES調理場にて》

もちろん失敗はします、たくさんしますけど、“失敗は宝”。もしかしてこれを読んでいる後輩や就活生の中には「失敗はしない」「失敗するくらいならやらない」といった人がいるかもしれないけれど、私からすれば失敗は行動した証拠です。失敗しないという人がいれば、それはアクションしてないと気づくべきだし、そこから得られる学びを大事にしてほしいです。

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ファイブグループは飲食業界のうちの一社であり、他にも選択肢はたくさんあるかと思いますが、ファイブでこそ経験できたんだろうなってことも大きいですし、その経験が起爆剤になってさらに先に次へ繋がっていく気がします。「もっとやろうよ」っていう、ファイブの気質。自分自身のビジョンを明確にしながら、その素地みたいなところは今後も大事に守っていきたいですね。

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