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【勤続10年表彰企画】失敗してもダサくてもいい。「かっこつけて本気でやり通した10年」を経て思うこと。ファイブグループ超人気店の看板店長

「とにかく店で働くことが楽しくて仕方なかった」という上遠野。どんな仕事も全力で取り組み楽しめる能力は社員へステップアップしたことで大きく花開き、ファイブグループのオリジナルブランド1号店であり、地下の立地にもかかわらず平日でも行列の出来る『吉祥寺っ子居酒屋 旨串とりとん』で長らく店長を務めている。そんな彼の10年をご紹介します。


1:プロフィール

上遠野 敦(35)|通称「あっくん」「AGO」
2011年2月入社。アルバイトから社員を経て看板店長の1人として活躍中。
映画鑑賞、アニメ漫画が趣味の意外とインドア派。長年支えてくれた彼女と最近ゴールイン♪

2:5年間のアルバイト時代を経て社員へステップアップ

最初はアルバイトで入社しました。やりがいもあったしすごく充実してました。5年間在籍するうち、『自分がやってきたことを体現する場所へ挑戦したい』と思い、最初はそのタイミングで退職を考えていたんです。

店舗責任者になりたての頃、店の花形ポジション焼き場にて。

「5年間ファイブで培ってきたことを表現できる場所を自分もつくってみたいんです」と、当時の店長に相談した時に「じゃあうち(ファイブグループ)でまずやってみたらいいじゃん!」と背中を押され、「確かに…!」となり、社員になることを決めました。

3:アルバイト時代は楽しくて充実しすぎて逆に不安…こんなに楽しくて良いの?

アルバイト時代はとにかく「お店で働くこと」が楽しくて、忙しいお店なのでオペレーション力もメキメキついて。それが何に繋がっているかとかはまだ深く考えられていなかったけど、お客さんに楽しんでもらうことだけは忘れなかったです。僕はずっとスポーツをやってきたので、それと似たような感覚だったかもしれません。

アルバイト時代のラストラン(その店舗での出勤最終日。ファイブでは通常大きく事前告知をして、当日は常連さんやアルバイト卒業生たちが見送りに集まってくれるという文化があります)は、自分の中では5年間の集大成だったと思える充実感がありました。
ラストランと言っても社員になるだけで「辞める」とかではないのに、その日は常連さんでカウンターが埋め尽くされて……その風景を見た時に、自分がやってきたことは間違いではなかったんだと感じました。アルバイト時代は本当に充実した毎日だったんです、こんな楽しくてお金もらっていいのか不安になったこともありました(笑)

社員になってからは、自分の中で「店を任されていることへの責任」が大きいので、達成感というよりは、常に「次はもっとやらなくては!」という思いの方が強くなりましたね。

4:お客さんが来ない日々…自分がやってることが正解かわからなくなった時代を乗り越えて訪れたターニングポイント。

充実していたアルバイト時代の中でも、辛かった思い出もあります。
数年前、とにかくお客さんが全然こなくて、売上も厳しかった時代です。僕らアルバイトが定時に来ても、お客さんがいないのでシフトインできなかったり…。呼び込みをしてようやく入れるみたいな。

あの頃は、自分たちがやっている接客スタイルとかが正解か不正解かが分からなくなりました。でもだからこそ全力でやらないといけない、自分がシフトに入っている時には他のバイトの子が削られているってことだし…そんなことを思いながら全力で取り組みました。
悩む毎日で、辞めたいという気持ちより「この店で俺は何ができるんだろう」と葛藤しました。ホントしんどかったです。
そんな時代を経たからこそ「お客さんが来ることは当たり前じゃない。」って今でも思います。

5:辛い経験を経たからこそ「来てくれるお客さん」に感謝できている。

売上も戻らない状況の中そんな最中、新しい店長が入ることになりました。
それから1週間が経ち、急遽全体MTGを開くことになったんです。
内心「俺ら何か怒られるのか?」とドキドキしましたが、その時に言われたのは「今の営業は間違ってないから俺についてきて。今やっていることを全力でやっていい。」その言葉は、その時の自分にバシッと刺さりました。

近隣店の仲間たちと

「もっとやっていいんだ、間違ってないんだ」と自信が持てました。その集大成が前述のラストランの盛り上がりに繋がっていたのかなとおもいます。
ラストランの日、お客さんに「ありがとう」ってたくさん言われたんです。「こっちこそありがとう」なのに。そう言われて気付かされました、全力で頑張り続けることの大切とかを。
「感謝することに向き合えた自分」を知ることができました。思えば、小さい頃から親に「人に感謝できない人間はダメだ!」と言われ続けてたから、そう思えたのかもしれないです。

6:ファイブグループで働く理由

僕は「人で勝つ」というファイブの考えに強く共感してます。
自分という人間を磨けば磨くほど、お客さんもスタッフも関わりが深くなっていき、僕の武器も「素の自分」だと胸を張って言えます。

あとは、人に対してあったかいです。失敗しても起き上がれる会社、口だけじゃなくて本気で人のことを考えてくれているな、と心から思います。
自分には何が出来るのか、そして人にどう関わると楽しくなれるのかを僕に教えてくれ、見守り導いてくれた歴代の店長皆さんに感謝してるので、僕もそんな店長にもっとなっていきたいですね。

7:飲食業を通じて「ファイブグループの働き方」を社会に認めさせたい

「飲食って大変」「辛い」という世間のイメージを払拭したいです。ファイブグループという会社を世の中にもっと認めてもらいたいです。
一番伝えたいのは「飲食業」としてではなく「仕事を楽しむとはこういうことだ」ということ。僕らがやっている接客とか料理とかサービスとか「飲食」を通じて、楽しく働くことの魅力を伝えたい。

8:本気で何かをやって失敗することを恐れないでほしい

仕事はかっこつけて良いと思うんです。それがダサくてもいい。本気で何かをやって失敗することを恐れないでほしいです。やり続けたその先にあるものはその人たちにしか分からない。ファイブグループで働いているからこそ、そう思えます。
正直、僕だって働き始めたばかりの頃は、うちの店の接客なんてありえないと思ってました(笑)
それでもお客さんがたくさん来てくれてたんです。それが全てかなと思います。あの頃の僕にはわからなかったけど、お客さんに人としてちゃんと寄り添った接客だったんです。何が正解かはやってみないと分からないと思いました。

これからの目標は、ファイブのスタッフ全員にファイブが大事に培ってきた理念を、やり方を伝えていきたい。そういう店舗を増やしたい。もっと会社を盛り上げたいし、楽しくしたいです!

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